女官 明治宮中出仕の記

女官 明治宮中出仕の記

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作品内容

明治天皇と昭憲皇太后に仕えた女官の手記。華族・久世家の長女、三千子の見聞は、宮中のしきたりや天皇皇后の実像を生々しく伝える。数十人にのぼる女官のさまざまな職名と仕事、天皇自らが名づけた源氏名とニックネーム。「雀」と呼ばれた三千子は、天皇皇后の睦まじい様子に触れ、女官たちに気安く声を掛けて写真をねだる皇太子(大正天皇)に戸惑う。さらに、「俗の言葉でいえばお妾さん」である権典侍と、皇后の関係とは――。

ジャンル
出版社
講談社
掲載誌・レーベル
講談社学術文庫
電子版発売日
2016年07月22日
紙の本の発売
2016年07月
コンテンツ形式
EPUB

「女官 明治宮中出仕の記」のユーザーレビュー

Posted by ブクログ 2018年11月27日

堂上公家・久世家の姫様は、明治天皇の后・美子皇后付の女官として
18歳で宮中に上がった。

「宮中で見聞きしたことは他言ならぬ」。

その禁を破って、著者が自身の体験を綴ったのは退官から約40年後
の昭和35年だから、明治天皇も美子皇后もお許し下さるだろう。

江戸時代の大奥ほどではないに...続きを読む

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Posted by ブクログ 2018年11月18日

明治四十二年、子女の自由が無視され、本当に女はつまらないものだと思っていた作者が自活の道を探っていたときにもたらされた、宮中奉仕の話。と冒頭から引き込まれる。
無責任な噂話を否定するために書かれたという出仕当時の話は、貴重な資料だろう。

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Posted by ブクログ 2019年04月14日

若き子のもだえに果はなきものを月に泣けばと君なとかめそ 
 山川三千子

 新たな元号となり(訂正=も発表され)、天皇の近くではどのような人々が働いているのか、関心を抱いた人々も少なくないだろう。時代はさかのぼるが、明治末期に宮中に仕えた女性の手記を紹介したい。
 久世三千子、18歳。1909年(明...続きを読む

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Posted by ブクログ 2018年12月19日

明治天皇の治世末期に女官として仕えた著者の回想録。宮中の様々な出来事、習慣などは中々世の中に出て来ないので、貴重な記録といえる。著者も、本書を著したのが戦後という事情もあろうが、かなり思い切った出版だったのではなかろうか。ほんの数年の経験ではあるが、宮中のしきたりや出来事がリアルに描かれている。
...続きを読む

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Posted by ブクログ 2018年05月29日

主観的な語りで、当然この方も複雑な人間関係の中におられたわけだし、家格の問題もつきまとっただろうし、多少は割り引きつつ、でも明治の宮中の一端を知るという点では面白い。

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