侍従長の回想

侍従長の回想

880円 (税込)

4pt

4.0

2014年における史学界最大の話題は『昭和天皇実録』の完成でした。天皇裕仁の一生と「昭和」という時代をいかに描き、評価するか……。この点において『実録』編纂者の苦心は並々ならぬものがあったと思われます。同時にこれを読む側も眼光紙背に徹する必要があります。そのためにもマッカーサーとの会見など『実録』の資料ともなった本書『侍従長の回想』はきわめて重要なものです。多くの読者の目に触れることを願います。(講談社学術文庫)

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侍従長の回想 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    静かな廊下に足音が吸い込まれていく。侍従長として昭和の激動を見つめた藤田尚徳の回想は宮中という静謐な場にも時代の荒波が容赦なく押し寄せたことを伝える。幼き日の天皇に寄り添い日々の所作を支えた眼差しはやがて戦雲の広がりと国の行く末への不安を映すものとなった。日常は驚くほど質素で言葉は慎み深い。国家の重

    0
    2025年12月19日

    Posted by ブクログ

    内容には不満がないが、解説にはノンフィクション作家ではなく、きちんとした歴史学分野の人材をあてるべきだろう。

    0
    2015年05月17日

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