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父を亡くした年、80歳の母の認知症が始まった。10人姉弟の長女でしっかり者の母。酒飲みの夫と二人の息子を抱え、懸命に生きてきた。
「だけんもう、何もかんも忘れてしもて良かろー?」
ようやく身軽になれた母に、僕は会いに行く。時にほがらかな少女に、初々しい妻になる母に。
母ちゃん、ぼけてよかったな――。
第42回日本漫画家協会賞優秀賞受賞、ベストセラーとなり映画化された、笑いと感動のコミックエッセイ。新たに18篇を収録!
エッセイ・伊藤比呂美
Posted by ブクログ 2021年08月01日
たまたま長崎に行った時にペコロスさんが長崎出身だということを知って手に取った。
私も母が認知症だったからわかるわかる!と共感する点が多かったな。
母を思い出したいときに読み返したりします。
介護は大変なことばかりだけど、たまにほっこりしたり
嬉しいこと言ってくれたり…
実際介護真っ只中だと特に大変さ...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年04月30日
面白おかしく描いているけれど、認知症になった人も介護する家族も本当に大変で辛い事の方が多いと思う。
コロナ禍になってから認知症が進みホームに入っている母とは会えるのは窓越しでわずかな時間だけ。こんなふうに会いに行って手を摩ったり、頭を撫でてもらえたら、車椅子を押して散歩に出かけられたらいいのに…と少...続きを読む