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Posted by ブクログ
まさに玉手箱。この状況をユーモアでくるみながら描いたペコロスさんはすごいなぁ。
周りの人たちもすごくいい。特にゆりさんには和ませられてしまいます。実際には関わる方々大変でしょうけれど、ペコロスさんの描き方に愛を感じますね。
それにしてもハゲ雨って…(笑)衝撃の絵面でした。
時には涙を拭いながら描かれたのではないでしょうか。読んでいる方もわかっていながら滂陀の涙です。
さゆりさんの「もっと触っておけばよかった」にはもう、号泣です。
私の両親がそれぞれ亡くなって初めて対面した時のことを思い出しました。
ケン坊とちえちゃんの話も悲しい。
みつえさんはあちらに帰られましたが、出来ることなら玉手箱の中をもう少し見せていただきたい気持ちでいっぱいです。
Posted by ブクログ
当然の事ではあるが
「親がボケちゃって…。」
なんて話に幸せ要素なんかいっこもない。
この世にはまだ特効薬も無く、
ただ静かに(どうか症状が進まぬように…)
と、祈るだけの恐ろしい認知症。
そんな家族の心労を救ってくれる施設も本も世の中にはたくさんあるが、
その中で出会えたら、
(きっと何かが変わる)と、思えるのがこの本だ。
著者ペコロスさんの母、みつえさんは
認知症を患い、施設でお世話にはなっていたが、
息子さんの温かい目を通して描かれた彼女は
ボケ老人でも、
孤独な老人でもなく、
ただの
<この世にいてくれるだけで、嬉しい大好きな人。>
以外の何者でも無かった。
残念ながら
この本の執筆中にお母さんはお亡くなりになったそうだが、
ペコロスさんが不思議な玉手箱を作ってくれたお陰で
誰もが年老いてゆく未来にも
「なんも心配せんともよかとよ。」
みつえさんの優しい声が残された。
本当にありがとう。
Posted by ブクログ
読んでいると涙が心に染み入ってくるように感じた。
過去と現在、現実とファンタジーが交差している。
みつえさんの認知症の進行、体力の衰えと、胃ろうの話……
現実はしんどいはずが、マイルドなって読んでいると切なさがこみ上げてくる。悲壮感から涙をさそうものではない。
前作『ペコロスの母に会いに行く』から生まれたであろう交流も垣間見れる。
ゆっくりと死に近づきながらまるで赤子に戻るような、みつえさんの姿の描写。それは次の世代への移行なのか、来世なのか――
死についての描写は、ホームからの連絡と面会、その後が淡々と描かれる。生も死も、老いも若きも共にある。
みつえさんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。
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