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Posted by ブクログ
言葉はゆらぎながら変化していくことを、改めて感じた一冊。
おそらく、日本語の話者が想定する「正しい日本語」は、話者ごとに異なる。
住んでいる地域や生きている時代、周りの人間との関係性や触れてきた日本語によって、個々の話者にとって「正しい日本語」が形成され、そしてそれは、話者ごとに異なる。
とはいえ、共通している部分も多いので、概ね、コミュニケーションは成り立つ。
しかし、細かい部分での差異までそろうことはないので、他の話者の言葉の使い方に対して抱く違和感は、ゼロにはならない。
そういった前提で本書を読むと、校閲センターの悩みが非常によく理解できる気がします。
ちなみに、本書には、「朝日新聞の記事のWEB上での見出しは【13.5字以内】にしている」といった内容の記述があります。
本書のタイトル『いつも日本語で悩んでいます』は13字なので、朝日新聞のWEB上の記事の見出しとして使えるはず。
というわけで、「うまいタイトルをつけたなぁ」と勝手に思っています。
Posted by ブクログ
「転嫁」、なぜ嫁を転がす?
「嫁」には「かずける」という意味があります。「かずける」は「被ける」という字を当てて、「責任や罪などを圧しつける」ことを言います。「嫁」は「被」と同義の関係にある。
「姑息な手段」の「姑」は、「しゅうとめ」のことではりません。この場合の「姑」は「ひとまず」「しばらく」という副詞のような役割なのです。「息」は「休息」というように「休む」の意味です。つまり「姑息な手段」は「一時しのぎの手段」のことで、「姑の息」とは関係ありません。
漢字は3千年以上の歴史の中で、様々な意味と用法を現代に持ち込んでいます。しかし先に挙げた「嫁」や「姑」のように、私たちは限られた範囲の中でしか漢字を理解していません
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