「リベラル」という病 奇怪すぎる日本型反知性主義

「リベラル」という病 奇怪すぎる日本型反知性主義

1,402円 (税込)

7pt

3.8

選挙報道やテレビの討論番組などでしきりに用いられる「リベラル」という言葉。リベラルの意味を、「個人の自由を最大限尊重すること」そして「社会的弱者の声に耳を傾け、そうした人々のことも同じ人間として尊重すること」と捉えるならば、著者自身もその1人だと賛同するが、日本の「リベラル」はそれとは相当異なる極めて奇怪なものであると主張する。
日本の「リベラル」はどこがおかしいのか? どうしてそうなってしまったのか? 本書では新進気鋭の政治学者である著者が日本における自称「リベラル」の言説を徹底的に糾弾し、本来のリベラルはどうあるべきかを模索する。

...続きを読む

「リベラル」という病 奇怪すぎる日本型反知性主義 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2019年01月07日

    現代日本で奇怪な言説を振りまく、「リベラル」と称する人々の反知性主義的な主張をあらゆる点から批判した一冊です。私自身も、日々Twitterを見ていて「あのような頭のいい人がなぜこのような陳腐な発言にいいね!をしているのか」といった「リベラル」の知識人たちを見ていて不思議に思ったことから本書を手に取っ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2021年08月12日

    日本の「リベラル」な政治家の中に、現実的に考えられる人が出てくることを願う。
    ソ連の黒いところと言うと、スターリンが思い浮かぶけど、この本の言う通り、そもそも論、親玉はレーニンだし、個人がやったこと云々じゃなくて、共産主義っていう思想そのものにも問題があるってことを改めて実感した。テレビでも新聞でも...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2019年10月25日

    「リベラル」というと響きはいいが、日本でリベラルを名乗っているのはただの「反知性主義」。
    理想というか信条というか、スローガンというか。
    それのみを掲げて、過去も現状も顧みない。
    なのに、ただリベラルとレッテル貼ると、その言葉から全く違う存在のように周りが勝手に考える。本人もか。
    保守、というレッテ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2019年05月27日

    著者の観察、分析は正確で、的を射ている。

    我が国の不幸はまともな野党勢力がいないことだ。

    しかし、河合栄治郎が出てくるとは思わなかった。

    0

    Posted by ブクログ 2020年01月04日

    同じタイトル「リベラルという病」で山口真由の本もありますので、間違わないでね。
    さて、本書を一言で言えば、
    リベラルを自称する彼らの主張は、憲法9条が日本の平和を維持してきたという、日本でしか通用しない「信仰」を中核とし、本来のリベラリズムとは異なる特殊日本的な退化をたどった「ガラパゴス左翼」なので...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2018年06月25日

    いわゆるリベラルを名乗る集団への批判の書。
    その基になっている日本国憲法、いわゆる平和憲法の欺瞞や成り立ち、共産主義がもたらす悲惨さや脅威についても平易に解説している。
    良書だと思うし広く読まれて欲しいが、もう少し対象を絞るべきだった。

    0

「リベラル」という病 奇怪すぎる日本型反知性主義 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

無料で読める 社会・政治

社会・政治 ランキング

岩田温 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す