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タヌキはマヌケで、キツネはズルい!?
生態学者がひもとく動物に対する「ステレオタイプ」の起源と変遷
加熱するシャンシャン・フィーバー、空前のイヌネコ・ブーム。フクロウ・カフェができたかと思えば、今度はカワウソが熱い!
現代社会でこのうえなく愛される動物がいる一方で、嫌われる動物もいる。ヘビ、カエル、ネズミ、……。一部の好事家を除けば、一般に忌避される存在だ。
こうした個々の「動物」に対する扱いの差は、どこから生まれたのか?偏見とも思えるような「ステレオタイプ」なイメージは、本当に正しいのか?
動物の生態を守るために調査研究を続ける生物学者が解き明かす、人による「動物へのイメージ」の由来と変遷。
都市生活のなかで失われた「人と動物のあるべき関係」を探る。
本書が取り扱う主な動物
(ペット)イヌ、ネコ、ウサギ、ハムスター、モルモット、ネズミ
(家畜)ウシ、ウマ、ブタ、ヒツジ、ヤギ、ニワトリ
(野生動物)サル、タヌキ、キツネ、クマ、オオカミ、ヘビ
(利用動物)シカ、イルカ、クジラ、アライグマ、トナカイ
Posted by ブクログ 2023年04月01日
案外、評価の低いレビューが多かったですが、私自身は楽しんで読むことができました。
かつて日本では人々の生活環境と自然の距離が近く、手が届く/目に触れるところに野生動物(タヌキヤキツネなど)がいました。
農耕・畜産などの性産業も身近で、「食べる」という行為は食糧を確保する=採集/収穫するか、獲物を狩...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年02月09日
ヒトが独擅場と自負する知能は狩猟する獣に共通する。遊牧は文明の原点で、定住化=農業開始は能力退化。人類は“自己家畜化”することで“繁栄”してきたが、ハンターではなくドンキーになることでもあった。農業はリスク低減に見えたが気候条件などで大きく成果に上下がでるし、水路確保などで広域代表権力の誕生も促した...続きを読む
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