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なぜ人は録音した自分の声が嫌いなのか? どうして「いい声」の人の言葉には、そうでない人より説得力があるのか? 私たちが普段何気なく使い、聞いている声には、じつは絶大な力が秘められている。それは人の心を動かし、揺さぶり、自分自身の心身さえ変えていく力を持っている──。声という神秘的で謎に満ちた「音」の正体を、多彩な知見と豊富な事例からひもとく驚きの書。
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Posted by ブクログ
私たちが普段何気なく使っている声には、実は絶大な力が秘められています。 声の秘密、潜在的な力、素晴らしさを様々な角度から分析、検証している本です。
もう、最高に面白かった。 一年ほど前に自分の興味がある分野を徹底的に考えて、3つ出した分野のうち1つが「声」の分野である。 声と言うニッチな分野をどのように探求、研究していこうかと一年ほど前からいろいろな本を読んだがこの本はその中でも1、2を争うぐらい私に響いた本である。 いわゆるテクニック的な声...続きを読むの出し方ではなく、声の本質に迫る内容が網羅されており非常に納得感とともに参考になった。 1点少し残念に感じたのが、自分の声を本来の自分の声に近づけていくプロセスがあまりにも漠然としていることだ。 自分の声を録音し、それを聞きながらこの声が好きと感じる声だったときのシチュエーションを思い出しその声を出せるようにひたすら練習を繰り返すと言うものだ。 ここの部分があまりにも体育会系というか科学的では無いように感じた。そのため私はこの方が実施している声のトレーニングに関しての申し込みは一旦リリースをした。 ただこの考え方やアウトプットに関してはものすごく参考になったため何度でも読み返していきたいと思っている。
目的 自分の声を好きになるため 自分の行動 自信を持って意志を伝えられるように客観的に自分の声を聞く
「サイエンス」と言われると違和感がありますが、声についての考察をまとめた本としては、なかなか面白いと思います。 ただ、自分の本当の声(理想の声、と言ってもいいかもしれません)を、録音した声にて判断する(判断できる)のは、違和感があります。 本来、自分自身には聞こえない声のはずなので。 とは...続きを読むいえ、声について考え続けてきた内容と思われるだけに、なかなか含蓄があります。 自分自身も、もう少し声(とくに自分の声)に興味を持った方がいいかも、と反省させられました。
面白かった!興味深く読みました。声のしくみ、聞くしくみと、脳と人体の関係。声が人に与える影響力の大きさ。政治家を例にした声の影響力、田中角栄、オバマ、ケネディ…あぁなるほど、わかる気がする! 目次で目を引く、有名歌手の事例は割とサラッと。話し声の考察を幹にした中で、歌の話が本題ではないのは明らか、...続きを読むそれでも本を手に取ってもらうきっかけ作りには効果的。 おそらく著者が本当に書きたいのは最終章。「自分の声が嫌い」が8割にものぼるという日本人に向けて、社会的に装った「作り声」ではなく、自分自身がリラックスして発せる本当の声「オーセンティック・ヴォイス」を取り戻すことを提案しています。それが心身を良い方向へ導く、と。 具体的な方法が書かれていますが、これがなかなかにハード! 「理想の身体になるためにはまず、全面鏡の部屋で裸で暮らしてみましょう」みたいな…それくらい「自分自身の苦手な部分」にしっかり向き合いましょうという内容に思わず怖気づきます。 私自身、自分の声は好きな方ではないので、取り組んでみたい気持ちはあれど、着手するにはちょっとハードルが高そう。一人でやるには心が折れそう、かといって人を巻き込んで付き合ってもらうのは申し訳ないような。 それでも、覚えておきたいな、とは思いました。いつかきっと。
面白かった。 自分の声を録音して聞いて、理想の声に近づける努力をする、、、のは難しそうだけど。 自分の声を聞くのって、やっぱこっ恥ずかし〜〜
「素敵な声」「良い声」の人というのは存在する。主に男性に多い気がする。また、声に関しては、「録音した自分の声は嫌い」という話もよく聞く。本書では、こうした声質に関して徹底的に考察する。 声の魅力とは、声質だけで語れるものだろうか。それ以外にも、声量、話し方、滑舌、語彙、話の中身によるサピオセクシャ...続きを読むルもあると思う。本書では滑舌や話し方まではテーマに取り上げるが、語彙や話の中身における「知性の魅力」については触れていない。 「良い声」で下品な発話をするお笑いも見たことがあるが、基本的に普通の声ならば、知性的な会話の中身こそ、魅力を引き立てるものだとも思う。だが、テクニックとして声質や話し方を改善でき、その中身も知性的にできれば完璧だろう。実際にそれを身に付けた人の発言には、じっと耳を澄ませて聞き入ってしまうものだ。 ー まず、地声の声域から体格がほぼわかります。一般的に身長が高いと声は低く、身長が低ければ声は高くなります。たとえば身長一八〇センチと一六〇センチの人であれば、一八〇センチの人のほうが低い声になるわけです。身長が高いということは、声の発音源である声帯や、声を共鳴させる声道という部分が長くなるので声が低くなるのです。 確かに、体型によっても声は変わる。最近、AIで声を似せた詐欺行為が登場してきている。騙されないように、それと思考の癖と声を取られないように、気をつけたい。
角栄の声を思い出しながら読む。女性に高い声を求める社会。やっぱりしんどいの一部はその辺から来るのかもしれない。
発声や構音については考えたことはあっても、声色についてそこまで深く考えたことはなかったので、興味深く読めた。 中盤以降、論理が飛躍し過ぎに感じた。
本書のキーワードは「聴覚フィードバック」。 自分が出した声を瞬時に分析し、次に出す音を調整する能力のことらしい。 人には発声専用の器官がなく、他の機能を駆使し、全身を共鳴させて声を出しているため、声に体の状態が如実に出る、という。 例えば、ストレスを抱え、浅い呼吸をしている人は、それが声に出てしま...続きを読むう。 感情なんかも。 ああ、そうなのか、と思ってしまうけれど・・・。腑に落ちない自分もいたりする。 体の恒常性を向上させるのに効果があるのが、この本でのいい声の定義。 作り声ではないとのこと。 よく響く声は、人にも伝わる。 そういう声を見出すには、自分の声を録音して、嫌ではない声を自分で見つけることだという。 やってみたいような、何だか怪しいような。
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