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素晴らしい本です。集合と位相の標準的な教科書を読んで良く分からなかった人たちにお勧めの本です。
そのような人は標準的な教科書(例えば「集合、位相入門」松坂和夫著)と平行してこの本を読むと理解が格段に進むと思います。
松坂を少し読んで、その後「 なぜ学ぶのか」の同じセクションを読みます。そして...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年11月11日
いい本です.
集合と位相の標準的な教科書を読み終えたあとで読んだのですが,そのような本では往々にして洗練された後の概念が先行します.
この本では,数学的概念が必要性に駆られて生まれる様,またそれらがどのように形を変えて今の抽象概念へと精錬されたかなどが,明快に書かれています.
特に,位相概念の導...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年05月31日
学生時代に集合・位相を学んでから、社会人で必要に迫られて確率論に手をつけるまでに時間をあいたためか、確率空間の定義との関連がうまく飲み込めていなかった。
線形代数を勉強していたときにも同様の躓きをしたが、この本のように、複数の理論間もしくは理論と応用間のつなぎを果たす解説書は私のように(日本的にいえ...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年04月03日
固くない数学書。タイトルのとおり集合論や位相論の解説書ではない。微積分の成立、フーリエ級数からはじまり、現代の数学が成立する歴史をたどり、その過程で、どのような必要性から集合・位相が生まれてきたのかを説明する。通常の教科書では、最初から抽象的な定義が降ってきて非常にとっつきにくい。しかし、それを歴史...続きを読む
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