ものするひと 2

オカヤイヅミ

芥川賞ほど華やかではないが、作家が「欲しい」新人賞である菱田賞の候補となったスギウラ。
なぜか家に泊っていったヨサノの件もあり、なにかと落ち着かない日々を過ごすが……。
朝日新聞、東京新聞、北海道新聞など、各紙誌書評で大絶賛！
"先生"でも、"天才"でもない、純文作家の日常物語。

• カテゴリ: 少年・青年マンガ
• ジャンル: 青年マンガ
• 出版社: KADOKAWA
• 掲載誌・レーベル: ビームコミックス
• 電子版発売日: 2018年10月12日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 26MB

[ブクログ · ★★★☆☆]

ヨサノとの関わりが増えたり、賞の結果を待ったりしつつ
今日もスギウラはことばをつむぎ続ける。
「普通」と、それに対する「変わってる」。
ごくごく一般的で、でもその指す内容は人によって違う…。
ものすごくあいまいで実体のないことばだと思います。
小説家さんは、アイドルは「変わってる」？
でもその人々にとっても「日常生活」は「普通」。
「普通」の生活の中で、それぞれが選んだところに
引っかかって、その人なりの時間を生きていく。
そういうことなんだろうなぁと何となく感じました。
この物語世界に大きな変化はあるのかな？
大きな変化が訪れないのがこの物語かなとも思うけれど。