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鎌倉時代から650年にわたり薩摩の地を治めてきた島津家。その私領である都城島津家は4万石に多数の武士を抱え、藩の中で特殊な地位にあった。その都城島津家が残した日誌をはじめとする多数の史料から、明治維新とその後の日本の近代化を主導した薩摩藩の実像、都城島津家の君主と家臣団の知られざる物語が浮かび上がる。薩摩から見たもう一つの日本史、迫真の歴史ノンフィクション。
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Posted by ブクログ
気になっていた、都城島津家のお話。 戦国時代から、戦後まで。 薩英戦争の講和のことや、西南戦争の背景など、知らなかったエピソードを知ることができ、おもしろかったです。 薩摩藩ではおよそ4分の1が武士であった、というのは知っていましたが、都城ではおよそ半分が武士であった、ということを初めて知り、驚き...続きを読むました。 薩摩藩の武士たちが「土地」とのつながりを大切にしてきたこと、歴史の変わり目でものごとが変わりゆく中、何を誇りに思い、何に怒りを感じ、何に失望したかがしみじみと伝わってくるお話でした。
都城島津家を中心に、薩摩藩の、特に関ヶ原以降の歴史が分かりやすくまとめられている。 そうした歴史の中から、根幹にある薩摩独自の精神性を見出していくのがこの本の特徴であり、鋭い指摘に驚きながら、夢中になって読んだ。 作者の薩摩に対する思い入れの強さはすさまじく、さながら小説のような抒情的な表現になるこ...続きを読むともしばしば。ここで好き嫌いが分かれるかもしれない。 ただ、個人的には歴史は解釈されるものだと考えているので、これでよいと思う。 にわか歴史ファンながら、最初から最後まで楽しく読ませていただいた。 都城の緑の盆地をぜひこの目で見てみたいと思った。
ちくま文庫 米窪明美 「 島津家の戦争 」 都城島津家を中心とした薩摩史の本 薩摩藩士の特異性を、一所懸命(命をかけて領地を守る)により説明。関ヶ原の戦い、明治維新、薩英戦争、西南戦争、日露戦争 を 薩摩藩士の一所懸命という視点から見直している。鋭い指摘だと思う 反面、薩摩藩(島津...続きを読む家)の中央集権と距離を置く政治姿勢が 薩摩藩を弱体化させたように読める。西郷隆盛との西南戦争を契機として、薩摩藩の一所懸命が崩壊していく 薩摩藩士らが日露戦争を指揮したから戦争に勝ったとする論調は 疑問を感じる。戦争が始まる前から終わりの準備をして外交戦の勝利を目指すというのは 事実だろうか 薩摩藩士は 司馬遼太郎が近代超克のキーワードとした「倭人=日本という国家の規制を受けず、村落共同体に生きる人」に近いように思う
ブログつながりで知った本です。米窪明美さんは初見でしたがとても読み易かった。女性が著す歴史本はやわらかく入りやすい! 故郷が鹿児島なので「せごどん」を観て以来もっと知りたいと思っていました。 江戸時代、武士の人口割合は全国では5%、鹿児島でも25パーセントと高い。その中でも都城島津では人口の半分が武...続きを読む士だったという。薩摩藩が珍しい外城制度を取っていたというのも理由の1つです。(昨夏知覧武家屋敷を訪れて勉強しました) 西南戦争で薩摩は2分されたのだと思っていたけれど、3つに分かれていたという説明に驚きました。薩軍、政府軍、そして島津家!その島津家はどちらにもつかず桜島に渡り行方を見守ったというのは初めて。 薩英戦争から明治維新、そして西南戦争までの期間はわずか15年間です。薩摩が激動の歴史を送った同時代、生まれ合わせた先祖たちはいったいどう思い暮らしたのか、彼らの胸中を思うとつらい。 現在は宮崎県に属している都城市が、元をたどれば島津家分家であり、鹿児島県や宮崎県、何とも都城県となっていた時代もあったというのも知りました。 「宝島」を読み終えて間もないので、薩摩藩が幕府とともに長く琉球を搾取していたことなどを知ると、やはりそうだったのかと悲しくもありました。 島津家独特の「非合理な行動と合理的な計算の積み重ねによって生み出す勝利への方程式」が、その後の日清日露戦争の勝利につながったという著者の分析も興味深い。
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島津家の戦争
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米窪明美
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