箱根山

箱根山

825円 (税込)

4pt

3.8

箱根の山は天下の嶮か、ケンカのケンか?──足刈にある二軒の老舗旅館、玉屋と若松屋は先祖代々の犬猿の仲だ。だが若松屋の娘、明日子と玉屋の若番頭、乙夫は反発しながらも内心惹かれあっていた。いがみあう旅館、勃発する跡継ぎ問題、親から紹介された見合い相手、旅館の経営不振と大事故、乗り込んでくる都会の大資本……二人の恋の行方と箱根の未来はどうなる?

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箱根山 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2019年03月09日

    昭和がレトロになって久しい。
    そんな話題にうってつけのエンターテインメントだ。
    昭和を知っている人も知らない人もすごく楽しめる小説、わたしの今年一番のお薦め。

    あの頃は、とにかく希望がいっぱいあった。
    (今の北京みたいに、いや、昔のロンドンみたいに)東京が煤煙で汚れていても、明るかった、活気が...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年07月06日

    とにかく箱根箱根箱根箱根…箱根の郷土史を読んでいるようでした。最初の、箱根を舞台にした2つの会社の騒動はその後のストーリーにはあまり関係なかったのでは⁇とはいえ、とにかく獅子文六さんが描く登場人物は色あせないんですよねぇ、イキイキしてます☆どっぷり箱根のお湯に…ではなくキャラに浸かりました☆

    0

    Posted by ブクログ 2018年02月27日

    1950年代から60年代にかけて
    神奈川県の箱根山周辺をめぐる観光開発競争が
    西武、小田急、藤田観光の3グループ間で行われていた
    かつては互いの縄張りを侵さないように共存していたものだが
    戦後、GHQの方針による自由経済の強化で
    独占禁止の風潮が出てきたことをきっかけに、戦いの幕が開いたのだった
    ...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2018年01月15日

    初めての獅子文六。知り合いが絶賛していたので読んでみることにしました。
    時代は私が物ごころ着き始めた頃の昭和35年。そのせいで「こんなだったよな~」と{そうだったのかしらん」が入り混じります。

    冒頭は箱根開発をめぐる西郊(西武)と関急(東急)の2大勢力の争いでスタートします。箱根山戦争という名前が...続きを読む

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