七時間半

七時間半

825円 (税込)

4pt

東京―大阪間が七時間半かかっていた頃、特急列車「ちどり」を舞台にしたドタバタ劇。給仕係の藤倉サヨ子と食堂車コックの矢板喜一の恋のゆくえ、それに横槍を入れる美人乗務員、今出川有女子と彼女を射止めようと奔走する大阪商人、岸和田社長や大学院生の甲賀恭男とその母親。さらには総理大臣を乗せたこの列車に爆弾が仕掛けられているという噂まで駆け巡る!

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七時間半 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2022年10月08日

    この時代の交通事情があってこそのドタバタコメディー、とても楽しく読ませていただきむした。
    獅子文六さん、他にも読んでみたいと思います!

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    Posted by ブクログ 2019年05月13日

    これは好きだー。たしかこれも山内マリコの本で紹介されていて、初の獅子文六チャレンジだったと思う。この本を皮切りにどハマり…笑
    女の子たちの葛藤、一度決心したつもりで何度でも迷う様子など、きめ細やかに描かれている…

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    Posted by ブクログ 2018年09月06日

    実に面白かった!
    1960年の昭和文学であるが、登場人物のユニークさ、キャラの濃さ、彼らに起こるどたばた騒ぎと恋愛悲喜劇、登場人物の思い、悩みは現代においても輝きを失うものではない。緻密な描写で、トコトコ走る特急列車の車内、仕事、人々の活動の様子がありありと伝わってくる、実に読んでいて楽しい小説でし...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年01月30日

    いやぁ~面白かった!
    ぶらぶら本屋を行ったり来たり彷徨うこと3時間(笑)
    書店員さんの熱烈なオススメで手にしたのだけれど、
    コレは読んで良かったなぁ~。

    1960年に書かれたとは思えない、
    (昭和35年といえば、東京オリンピックが開催される4年前で、JRがまだ国鉄で、東海道新幹線もなく、ビートルズ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2016年11月24日

    獅子文六は面白い。とても50年以上前に書かれたと思えない。プロットもよいが、特に人物造形が素晴らしいと思う。ステロタイプにも感じられるけれど、それは50年を経た今読むからだろう。若い男女のみずみずしさが秀逸だと思う。

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    Posted by ブクログ 2022年12月04日

    東海道新幹線開業前の東海道線優等列車の様子が詳しく描かれ、登場人物も個々に魅力的で、とても面白く読めた。

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    Posted by ブクログ 2022年05月21日

    12両編成、食堂車は8号車
    11時35分、回送機関車が連結された。機関車がついたとなるととたんに列車がシャンと、生きてきた。機関車なしの列車なんて家屋に過ぎない。準備中の食堂車の風景がうまく描かれている。ステーキの固い肉をどう美味にするかの工夫も参考になる。昭和の素晴らしい時代だ。
    11時55分、東...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年04月15日

    七時間半とは急行列車ちどりが
東京から大阪まで走る時間である。

    食堂車で働くサヨ子とコックの喜一は両思いだが
家業の洋食店を継いでほしいという
サヨ子のプロポーズに
ホテルの料理長になる夢が捨てられない
    喜一は迷っている。
皆に評判のよいサヨ子に嫉妬した
美人で高慢な「ちどりガール」有女子は
喜一...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年10月09日

    特急で働くこの時代の女性たちの婚活事情。
    面白かった。
    しかし「50そこそこの婆さん」記述にはびっくり!!
    いまは60代でもおばあさんとはなかなか言わないし思えないことも多いけどw

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    Posted by ブクログ 2020年07月06日

    フランキー堺主演の特急にっぽんを観る機会を何度も逃して、いてもたってもいられなくて原作を読む。読みながら映像が目に浮かぶキャラ立ちした登場人物たちが繰り広げるドタバタ喜劇。古さを感じさせない洒落た小説。楽しかった。

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