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Posted by ブクログ
ビットコインがブロックチェーン技術により取引されていることは周知の事実だが、ブロックチェーン技術自体が今後通貨や決済といったシーンで活用される可能性と実証実験の状況などを細かすぎるくらいに丁寧に記してくれている。
280ページほどあるが、割と同じことを繰り返し丁寧に細かすぎるくらい細かく記載されているので、初めてブロックチェーンに触れる者としては十分に技術や応用シーンを理解・想起できる。
色々と書いてあるが、結論としてはブロックチェーンを用いた中央銀行によりデジタル通貨の発行および証券取引は密接に関わることであり、今後世界的な動向が注目されるが、さまざまな制約(リプレイスメントコスト・ファイナリティの確保・ネティング機能・DVP決済など)により、考慮すべきことも多く即時のブロックチェーンによる置き換えは起こらないと見られるが、「未公開株式の取引」「議決権行使」「コーポレートアクション」などは、人手をかけた非効率な業務分野として、ブロックチェーンを用いた改善の取り組みがなされる可能性が高い。
発行年が2017年のため、その後各国実証実験やブロックチェーン技術がどう発展したかについては調べてみる必要がある。
Posted by ブクログ
決済の世界の権威と言っていい中島さんの本。ビジネス書で著者名で買ったのは初めてかも。
期待を裏切らない丁寧で詳細かつわかりやすい記述。決して権威的でない書き方。見習いたい。
おかげでビットコインの振り返りとブロックチェーンの基礎がするっと頭に入る。踏み込んでより実務に活かせるような知識を得たい。
今となっては仮想通貨は予想通りだったので忘れるとして、ブロックチェーンに関する詳細な説明が大変ありがたい。後半のどのように実現するかは今後の議論として、技術自体については長期的に主流になっていくと感じた。
民間銀行が流通を担うのが現実的かと読んだが、その場合民間銀行の役割としてクローズド型としてのマイニングが求められるため、ネットワーク参加の障壁は相応に高いと思われる。この点のシステム投資をどうやって実現していくか、もしくは合併を更に加速して規模のメリットを活かすのか。
また政策効果としてマイナス金利を実行しやすくなる点も挙げられているが、これはそもそも資金需要の喚起との政策パッケージにしなければ徒らに銀行の収益悪化(無理な貸出による不良債権の増加、tierの低下)を招くだけだと思う。本論ではないが注意したい。
リップルについてはコンソーシアムで実証研究していくとはいえ一民間企業に仕組みを任せることについての不安を感じる。資金決済の課題について言及されているがこの点は詳細に調べたい。とは言え顧客が食いつきやすい外送に焦点を当てて改革するのは議論が早くなるので良いこと。
既存の仕組みの改善としてSWIFT GPIについても後書きで触れられているが、こちらは送金のトラックは遅々として進まず手数料引き下げと透明化は進んでいるように見えない。これをブロックチェーンで技術主導で変えられれば大きなブレイクスルーになるのだろう。外為課やコルレス部署は業務が大きく変わるわけで、インパクトは計り知れないが、デジタル化は歴史的に見ても不可避であり、是非関わっていきたい。
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ビジネス・実用
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