隣接界

隣接界

近未来英国、フリーカメラマンのティボー・タラントは、トルコで反政府ゲリラの襲撃に遭い、最愛の妻を失ってしまう。本国に送還されるタラントだが、それから彼の世界は次第に歪み始めていく……。現実と虚構のあわいを巧みに描きとる、著者の集大成的物語。

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隣接界 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2018年05月23日

    プリーストならではの夢幻のたゆたい感。どこに運ばれるかわからないけど、ずーっと浮かんでいたかった。ネタバレしてはいけないやつなので、何も書かないけど、今のところ今年1番じゃなかろうか。早川書房さんは立派だなあ、こんな本を次々と!
    特定できない誰かが恋しく、その不在を痛く感じるのは、隣接界の私の記憶な...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年05月08日

    最初はとっつきにくいのだけれど、途中から読みやすくなったのは、理解するのを諦めたためかもしれない。軸になるのはトルコで妻を亡くしたカメラマンが英国に帰ってくる話なのだが、似たような名前の奇術師や飛行士が出てきて、時代も第一次と第二次の世界大戦、近未来とバラバラで、パラレルワールドを見ているようで、全...続きを読む

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    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2019年05月06日

     カメラマンのティボー・タラントはトルコで野戦病院で業務に従事する看護師の妻を反政府ゲリラの攻撃で失い、海外救援局によって英国に連れもどされる。しかもその英国はわれわれの知る英国ではない、グレート・ブリテン・イスラム共和国なのだ。ロンドンを通るが、救援局は何かを隠している。それは正三角形にすべてが消...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2017年11月27日

    SF的な事象で人が消えるところから始まる。本作品は8部構成になっており、それぞれ関連してはいるが異なる舞台で物語が展開される。“関連している”ところが肝要で、本書のタイトルのように“隣接”している。第二部以降しばらくは、「これってSFなのかなあ」と訝しいが、後半から隣接度が高くなると、どんどん面白く...続きを読む

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