超ホワイト仕事術 部下を定時に帰してやる気と成果を一気に引き上げる

高野孝之

本書は、IBMでアジア太平洋地域の事業責任者まで務めた「マネジメントのプロフェッショナル」が、マネジャーに向けて、仕事のやり方・考え方を伝える一冊です。

人が育たない、定着しない、給料も上がらないという「ブラック」な会社があります。
そうした環境を脱して、生産性が上がり、人が成長し、売上も上がる「ホワイト」なマネジメントを実現するための仕事術を52項目にまとめました。

それらすべての項目は4ページで完結。
気になったところ、知りたいところから読んでいただけます。
それぞれの項は、たとえば次のようなものです。

・自ら率先して「休み」をとる
・「判断」するのは報告をすべて聞き終わったあとでいい
・「8時に出社、18時に退社」が働き方の基本
・優秀なメンバーは3年で「卒業」させる
・メンバーが「1日1ミリでも成長する環境」をつくる
・「評価基準」でマネジャーの力量がわかる

長くマネジャーとして活躍してきた著者だから書ける52の仕事術、ぜひあなたのマネジメントに役立ててください。

• カテゴリ: ビジネス・実用
• ジャンル: ビジネス・経済 / 経営・企業
• 出版社: クロスメディア・パブリッシング（インプレス）
• ページ数: 256ページ
• 電子版発売日: 2017年09月27日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 3MB

[ブクログ · ★★★★★]

残業が多いチームメンバーを抱えており、時短術の参考になればと思い手に取った本でしたが、良い意味で期待を裏切られました。
マネージャーやリーダーが普段どんなチーム運営や人材育成に取り組まねばならないかについて、心がけや具体的なアクション例が随所に記載されています。
著者がIT業界の元営業課長という私と同じ経験をされた方だからというのはありますが、普段悩んでいるマネージャーには参考になると思います。

[ブクログ · ★★★☆☆]

著者曰くブラックな企業ではなく、ブラックなマネージャがいるだけとのこと。書かれている内容を総合すると結局はマネージャの「人なり」次第ということになりそう、人間としてどれだけ研鑽できているかが鍵を握るのだと理解した。