科学哲学講義

科学哲学講義

715円 (税込)

3pt

3.6

「日はまた昇らない」──そんなはずはないと思われるでしょう。我々は毎朝「日は昇る」という知識を得て、日が昇ることを正当化しているからです。でもそんな推論がうまくいかないことを教えてくれるのが科学哲学。我々の見ている世界のあり方をがらりと変えてしまう科学哲学は、科学哲学者と科学者だけのものではないのです。科学的知識の確実性が問われているいま、科学の正しさを支えているものとは何か、真の科学的思考とは何かを根底から問い直す、哲学入門講義の決定版。

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科学哲学講義 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2012年11月21日

    本屋で見かけて衝動買い。「分析哲学講義」といい、新書は哲学ブームなのでしょうか。科学哲学における幅広いテーマについて解説していき、最後に筆者の考える科学と疑似科学の線引き基準を解説しています。
    これまで知っていた基準と違うので参考となりました。

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    Posted by ブクログ 2013年06月19日

    科学的とは何か、を改めて考える良い機会になった。5章「研究プログラムの選択基準は発展性」と6章「科学と疑似科学の対比」が特に面白かった。ただ、構成に嫌らしいところがある。というのは前の方で述べた事柄について「あれは実は前提がおかしくて...」のように混ぜ返すことが度々あったので。理解を促進するための...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年07月14日

    科学と哲学って言葉の組合せって何かあわないような気が最初はしました。物理化学や生物物理なんて言葉の組み合わせとはちょっと違いますよね。でも読み終えると、スッと理解できた様な気がします。なるほどね、科学とそうじゃないものをキッチリと区別できるルールがあるんだ。
    このルールを理解すると、誇大広告や詐欺、...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年06月29日

    そもそも科学って何だっけというところからの出発。比較的平易に伝えようという著者の優しさは伝わってくるが、それでもところどころ議論が難しくてついていけない。が、それはこの本において特に大きな問題ではない。多かれ少なかれ難しい議論への理解には限界があるのであり、むしろそういうなかでどれだけ学べるかが重要...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2017年01月30日

    野家氏による科学哲学入門書『科学哲学への招待』と比べるのはやや酷かもしれないが、凡庸という印象。トピックはある程度網羅されているし説明もわかりやすいのだが、上位互換の入門書があることだし…という感じ。新書なので安いのが利点。

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    Posted by ブクログ 2015年05月10日

    科学的根拠とか科学的説明といったとき、それは客観的に正しい主張であるという意味が含まれていると思います。
    物理を学んでいるうちに、物理学は「タダシイ」と思われているらしいけど、正しいってなんだ?と思いこの本を取りました。

    僕らはある主張についてそれは科学的か非科学的か日々なんとなく判断しているわけ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年03月05日

    科学哲学入門ということだけど,ちょっと平凡すぎて退屈かも。初めて読むなら戸田山和久『科学哲学の冒険』,もっとじっくりなら内井惣七『科学哲学入門』,擬似科学との線引問題に興味があれば伊勢田哲治『疑似科学と科学の哲学』がおすすめ。
    ただ,実在論vs非実在論のとことか,科学哲学って科学の側から見るとだいぶ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年05月27日

    中身はともあれ,語り口でもっとわかりやすくなる気もする.
    ただ,入門としてはいい本だと思う.
    ここで出てくる哲学を更に深めていければ,科学に対する考えが深まるんじゃないかな.

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    Posted by ブクログ 2013年04月15日

    わかったような、わからないような。わからん。
    科学的か科学的でないかは、それに含まれる説明が科学的か科学的でないか。もしくはその体系の中核にあってそれがないと成り立たないような現象が、十分に科学的な方法で確証されているか。
    それでも科学的知識が正しい保証はない。

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