殿さま同心 天下御免

殿さま同心 天下御免

715円 (税込)

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「同心は直参で御目見得以下、あなた様が就く御役目にあらず」──北町奉行遠山景元は甚だ困惑していた。それもそのはず、同心職を所望しに来て対座しているのは、上総国美山藩七万五千石、十二代藩主、弓座上総介右京であったからである。十二代将軍家慶とも縁が深い譜代大名の名門が、一体なぜ? 町奉行の苦悩は深まるばかりであった。実は右京は、理不尽を正そうとしていた。町方同心は寺社や武家に手が出せず、捜索には届けが必要などの不条理がある。それが凶悪犯を逃亡させるという悲運に遭い、掟を改善したくなったのだ。かくして前代未聞の別儀同心が誕生。大名の特権にて届けは後回し!どこに逃げられても追捕あるのみという、型破りな殿さまの痛快シリーズ、ここに開幕!!

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殿さま同心 天下御免 のシリーズ作品

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  • 殿さま同心 天下御免
    715円 (税込)
    「同心は直参で御目見得以下、あなた様が就く御役目にあらず」──北町奉行遠山景元は甚だ困惑していた。それもそのはず、同心職を所望しに来て対座しているのは、上総国美山藩七万五千石、十二代藩主、弓座上総介右京であったからである。十二代将軍家慶とも縁が深い譜代大名の名門が、一体なぜ? 町奉行の苦悩は深まるばかりであった。実は右京は、理不尽を正そうとしていた。町方同心は寺社や武家に手が出せず、捜索には届けが必要などの不条理がある。それが凶悪犯を逃亡させるという悲運に遭い、掟を改善したくなったのだ。かくして前代未聞の別儀同心が誕生。大名の特権にて届けは後回し!どこに逃げられても追捕あるのみという、型破りな殿さまの痛快シリーズ、ここに開幕!!
  • 殿さま同心 天下御免 旗本殺し
    715円 (税込)
    町方同心は、江戸の治安維持に努めていたが、その捜索範囲は町人地に限られている。よって、武家地や寺社地への立ち入りには許可が必要で、大方の町方はそこへ踏み込むことを諦めていた。だが、一瞬の躊躇が下手人の取り逃がしに繋がり、その不条理を嘆いていた者がいたことも確かだった。北町奉行所別儀同心、弓座右京もその一人。ただし、右京は嘆くだけでなく、大胆に行動に移す。なぜなら彼の正体は上総国美山藩七万五千石、十二代藩主という歴とした大名で、お奉行から、届け出不要、立ち入り自由という特権を与えられていたからである。慣例を破り、理不尽を正すために同心になったお殿さまが、今日も意気揚々と天下御免の捜索を行う斬新シリーズ、第二弾!
  • 殿さま同心 天下御免 奉行暗殺
    715円 (税込)
    日本橋の煮売り屋の縁台に腰を掛け、岡っ引きの報告に耳を傾けるひとりの同心──。見るから一介の町方だが、弓座右京を名乗るこの男、実は上総国美山藩七万五千石、十二代藩主という大身であった!かつて右京は、町方同心が支配違いで寺社地に立ち入れず、下手人を取り逃がす場面を目撃し、その不条理を正そうと北町奉行に頼み込んで、自ら同心となったのである。かくして、捜索の届け出不要、どこにでも立ち入り自由という特権を与えられた別儀同心が誕生したのだった。そんな右京の前に、厄介な敵が現れた。腕っ節の強い山伏と、その裏に見え隠れする目付という権力者の影。しかも彼奴らの真の狙いはとんでもない人物の命だと判明して……。好評痛快シリーズ、第三弾!
  • 殿さま同心 天下御免 上様襲撃
    715円 (税込)
    与力、同心の屋敷が並ぶ八丁堀に、ひとり風変わりな男がいた。別儀同心、弓座右京──。実は彼は、上総国美山藩七万五千石の藩主で、歴とした殿さまであった。だが、幼馴染みの両親が殺された事件に遭遇。寺に逃げ込んだ下手人を、支配違いだ、許しを得てからなどと町方が騒いでいるうちに取り逃がしたのを見て、正義漢の強い右京は、北町奉行・遠山景元の計らいで同心となり、その不条理を正そうとしていた。そんな右京を震撼させる噂が飛び込んだ。上様の命が狙われている、というのだ。急ぎ寺社奉行と城内の将軍の元へ。“殿さま同心”ならではの特権を活かす右京、果たして命より大事なお方を守り通せるのか!立ち入り自由自在、届け出後回しの別儀同心、今回の活躍やいかに!!

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殿さま同心 天下御免 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2020年02月23日

    大変に明朗な時代小説。
    主人公が殿さまで身分を隠して同心をするってのが特徴なのですが、ちょっと殿さま感の少ないのがもったいないなぁという感じ。
    作者が当時の捜査機関の縄張りを無視できて楽、くらいの効果しかない感じがなんともはや。
    読後感とかはよいので、そこら辺がもう少し工夫できれば直良いと思うのです...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年03月17日

    主人公は殿さまなのに、同心になる右京。
    幼なじみの回り髪結いを岡っ引きに使い、
    事件を解決する。連作短編なので、読みやすかったです。

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