宇喜多直家 秀吉が恐れた希代の謀将

宇喜多直家 秀吉が恐れた希代の謀将

850円 (税込)

4pt

4.0

斎藤道三、松永久秀と並び戦国の梟雄と称される宇喜多直家。子の秀家は、後に秀吉に寵され西国を代表する大名に成長する。その礎を築いたのが直家であった。本書は、信長の中国攻めの先鋒であった秀吉も恐れたという希代の謀将の、数奇な生涯を綴る長編小説である。備前国の守護代・浦上氏の重臣であった祖父・能家は、主家をよく守り立てる篤志家であったが、同僚の突然の裏切りによって、一家は離散の憂き目に遭う。死を前にした祖父に、不甲斐ない父に代わってお家再興を託された直家。追及の手を逃れるため、彼は備前福岡の地で不遇の少年時代を強いられるが、やがて、生母の執り成しで再び浦上家に仕えることになった。初陣で功を成し、念願のお家再興を果たした直家は、以後、権謀術数を弄して備前・美作の諸将を倒し、主家をも追放して山陽の要衝の地を制するのである。不遇の身から一代で大名に伸し上がった男の本懐を、人間味溢れる筆致で描く力作。

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宇喜多直家 秀吉が恐れた希代の謀将 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    これは面白かった!PHP文庫の中では秀作だと思う。備前の梟雄、宇喜多直家の幼少から晩年までを描いた本です。
    次々に繰り出される謀略、暗殺・・・・・・烈しく強かな生き方にぐいぐいと引き込まれます。でもただの悪逆非道な梟雄にはなっていなくて、人間味のある部分も描かれているので◎。
    副題は正直蛇足だし、妻

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    おふくさんが怖い!宇喜多家の研究をしている方から見れば間違いだらけらしいけど、よく知らない私から見ると面白かった!これは初めて読んだ宇喜多家に関する小説です。

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    直家のドロドロの人生が延々淡々と綴られていくちょっと薄ら寒くなるような本ですが、華のなさ(失礼)が反ってリアルでゾゾゾとなります。でもフィクションが多いので、そのドス黒さ&暗さも意外に愉しめる・・かも?

    この本のキーパーソンは直家を取り巻く女性だと思いますが、とくにお福さま@絶世の美女 が・・・じ

    0
    2010年06月10日

    Posted by ブクログ

    戦国の大悪人と呼ばれる、なかなか無い宇喜多直家の一冊。

    謀殺、毒殺、暗殺、奇襲、夜襲が大の得意。
    身内をも恐れさせる、まさに悪魔将軍。

    でもいざ戦が始まると、2万の敵を5千で片付けてしまう、
    実力を持った効率重視の人。

    0
    2011年06月17日

    Posted by ブクログ

    始まりは祖父・能家が謀殺された甲午事件。
    それからの幼少〜青年期の孤独感が直家という人物の核を成しており、それが軸となった話になっています。
    直家を取り巻く人物としては、千沙、小竜、十倉勘兵衛という昔馴染みの面々とおなじみの家臣達。そして、中盤からのお福さまです。
    この話でのお福さまは、美しいことは

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    時々垣間見える直家の人間くささ/最強美少年岡清三郎…もう剛介の印象が強すぎて(笑)単なる梟勇ではない直家さんも良いなと。

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    祖父は知勇兼備の将。
    父は愚将。
    そこから生まれた謀将。
    ほんとに「悪」だなと感じるところも多かった。謀略につぐ謀略。
    よく家臣が付いてきたなとつくづく思う。
    ただのこの人に欠けていたのは「時勢を読む」という点だったのではないだろうか。
    それでも、最後はやはりしっかり織田に付いたところは

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    関ヶ原で西軍の将として戦った宇喜多秀家の父が彼、直家。ただし彼の場合、宇喜多家を再興して後、そのほとんどが暗殺というのがなんともすごい。こう書くと悪人のようだ(実際いろんな著者で悪役として捕らえられている)が、少年時代から晩年までを書いたこの作品は、彼を単なる謀略者ではない人物に書いています。副題の

    0
    2009年10月04日

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