人工知能が変える仕事の未来

人工知能が変える仕事の未来

2,420円 (税込)

12pt

人工知能(AI)の活用によって、ホワイトカラーの仕事、企業の経営、多様な産業はどう変わっていくのか? 30年以上にわたり、人工知能(AI)の研究に携わり、現在も日々、AI関連の研究・技術開発を続け、昨今、内外のAI事情に通じた著者、通称「ドクター・ノムラン」が、AIの実態、AIにできること、産業、ビジネス、仕事へのインパクトを、最新の知見に「温故知新」の視点を加えつつ、掘り下げて展望します。
現在のAIブームを支えるディープラーニングの本質をわかりやすく伝えるとともに、知的生産プロセス、IoT、医療・ヘルスケア、監視機能が重要となる様々なサービス、製造業、広告、マーケティング、農林水産業、そして人事、人材マッチングに至るまで、AIをどう活かすことができるのか解説します。
本書では、著者が研究者の視点、産業応用を目指す技術者の視点に立ち、責任をもって考え抜き、経済社会、法律についても考察を加え、全体に一貫性をもたせるように腐心。シンギュラリティ論に代表される、AIに関する誤った未来予測、悲観論、過剰な期待論を退け、産業・ビジネスから教育、法制度に至るまで、日本が欧米中国に伍して取り組むべきAI開発の課題も展望します。また、一人ひとりがAIに負けない能力を身につけるために何が必要か、明らかにします。
ディープラーニングがどのようなものか、具体的に、直感的に理解していただくために、カラー図版による解説パートを収録しています。

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人工知能が変える仕事の未来 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2022年01月28日

    よくあるAI本と違い、本質をとらえ正しく表現している良書。とくに「ソフトウェア開発者を建築家、デザイナー、アーティストと見なしてきた欧米、中国と比べると、日本の大企業では…ソフトウェア開発者を工場の組立工のように見なす」は完全に同意(ソフトウェア開発をエンジニアリングと表現すること自体違和感というか...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年12月10日

    本書が目的とするところは、AI技術の現状を正しく伝えて、「シンギュラリティ」といったような煽り言葉によって持たれるかもしれないAIに対する歪んだイメージを正したいということにある。

    著者は次のように書く。
    「著者が本書を執筆した大きな動機は、今回のAIブームがバブルとなり、弾けて、前回と同様、産業...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年10月04日

    AI普及に対する過剰な期待や危機感をあおることはなく、研究者としての目線で今までとこれからをわかりやすく説明。
    今回は第3次AIブームであること、人類値を超える転換点は2045年までにはこないことと明記。
    AIの3軸分類 強弱 専用汎用 知識データの量で分類し、ヒトの能力の補佐とヒト脳つくりから超知...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年05月05日

    なぜAIがブームになっているかの作文が必要だったので、参考文献として読んだのだけど、非常によいね。目的を達するために2章を付箋貼って繰り返し読んだけど、こういう読み方もよいね。
    内容としても、多数の根拠と事例が書かれているので、非常によいね。
    読めてないけど後半はインダストリーごとの活用例が書かれて...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2016年12月04日

    全体を「第Ⅰ部 人工知能が変える10年後の仕事と社会」、「第Ⅱ部 人工知能が支える10年後のビジネス」、「第Ⅲ部 人工知能はどこに向かうのか」の三部構成として、それぞれ別々の本を出版しても良いと思われるほど、深く考察されています。

    第Ⅰ部では、人工知能の現状を「強いAI―弱いAI」、「専用AI―汎...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年10月17日

    AIが仕事にどの様にして入りこむのか、どの様な影響を与えるのかを多面的に考察されている。
    とにかく著者は、昨今のAIが仕事を奪うとか、知能を持ち人間を駆逐するとかは全くのデタラメだと言う事を強く述べている。AIは総当たり。いわば力づく。膨大なデータを高速なCPUで処理、判定しているに過ぎない。そもそ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年01月01日

    「強いAI」「弱いAI」という分類がポイント。
    今でこそ当たり前の分類だが、本書の出版当時としてはここの指摘は重要だったはず。

    ざっくり、人間により近いのが前者で、コンピュータの得意分野(データ処理)に特化しているのが後者。言い換えると、「人間と区別がつかないくらい不完全」なのが強いAI。著者はこ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年04月03日

    長く中身は濃い。
    オチャメな書き方や例があって読みやすくなっている。
    非常に深いので、その分野の方には良いと思いますが、入門者には十分すぎる内容かな。

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    Posted by ブクログ 2017年06月16日

    AIの簡単な仕組み、現状の能力、今後の活用方法等に付いて分かりやすく解説されている。
    現状のAIは、筆者の言う通り自意識を持つようなことはないと思われる。ただ、技術の進歩は著しいので、脳のニューロンにもっと近づく物が出てくる可能性もあり、将来の実現性は否定出来ないと思われる。
    何れにしても、現状では...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年08月08日

     最近「AI」という言葉を目にしない日はないが、それが何なのか、よくわからないというのが実際のところ。本書は、AI研究の第一人者が幅広くAI最前線・将来について解説してくれている。


    「知能が明確に定義できていないのに、その人造版=人工知能が定義できるわけがない」

    「強いAI」とは、…、「人間の...続きを読む

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