鈴木敏文 孤高

鈴木敏文 孤高

1,760円 (税込)

8pt

4.0

日本を代表する巨大流通コングロマリット、セブン&アイ・ホールディングス。長く同社を率いてきたカリスマ経営者の鈴木敏文氏が、2016年5月に、経営の表舞台から退いた。
鈴木氏が退任に至るまで、異例の事態が続いていた。中核事業会社であるセブン-イレブン・ジャパンの社長人事に端を発した“お家騒動”は、「物言う株主の暗躍」「創業家の反撃」「取締役会内部の分裂」「カリスマが求めた世襲」など、さまざまな形で報じられた。
だが、日経ビジネスは改めて問いたい。鈴木敏文氏の退任とは、そんな近視眼的な言葉で済ませてもよいものなのか。日本にコンビニエンスストアという新しいインフラを生み出し、メーカーが支配していた流通業界の力関係を逆転させた立役者が、経営者・鈴木敏文氏である。
一人のサラリーマンは、どのようにカリスマ経営者となり、巨大な流通コングロマリットを率いるようになったのか。そしてどんな壁に直面し、長い年月をかけて築き上げた「帝国」を去ることになったのか。
本書では2つのアプローチで真相に迫った。
1つは、鈴木氏本人の肉声である。日経ビジネスは鈴木氏の退任以降、述べ10時間に渡って本人への単独インタビューを重ねてきた。鈴木氏自身がその半生を振り返りながら、真相を語った。
もう1つは、セブン&アイの「2人のトップ」を知ることである。鈴木氏本人と、イトーヨーカ堂創業者でありセブン&アイのオーナーでもある伊藤雅俊氏。日経ビジネスは1970年代以降、40年以上に渡って伊藤氏と鈴木氏の取材を重ねてきた。
戦後の日本を変えたカリスマ経営者の半生を、本書で総括する。

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鈴木敏文 孤高 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年06月14日

    おもしろかった、一気に読めました。

    なぜ、鈴木はやめなければならなかったのか。その答えを求めてこの書を手にとりました。
    流通王「鈴木敏文」の53年間の軌跡をつづる、日経ビジネスの残した記録が本書です。
    幾多のライバルである流通企業を倒し、コンビニという巨大なインフラを構築した彼は
    オムニという次の...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2018年05月14日

    思い入れが無ければ、終章・あとがきから読んだ方が話が早いです。そもそも、特ダネみたいな情報は皆無でしたけど。
    IYを切りはなし、IYを業績改善。どちらもできなかったし、オムニとかの失敗もかなりありました。普通だと、切られるところを続けることができたのは大きいと思います。

    P30 伊藤雅俊氏=創業者...続きを読む

    0

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