映画館でバイトとして働く、元AV男優の澄川螢、35歳、フリーター。
澄んだ川に蛍だなんてうすら寒い冗談の様な名前に、“綺麗”なんて言葉とは相容れない至極どうしようもなく堕ちた人生。
毎週日曜日のレイトショー、螢の働く映画館にやって来ては螢のことを「ほたるさん」と呼びやたらと懐いてくる一回りも年下の男・岡崎準太に“綺麗”だの“一目惚れ”だのと言われつい口を衝いて出た言葉……。
「僕ね、今の映画館でバイトする前はゲイビに出てたの バリネコでハードなやつ」
綺麗だなんて 何も知らないくせに 馬鹿馬鹿しい――。
★単行本カバー下イラスト収録★
【電子限定で描き下ろしの4ページ漫画が収録されています。】
Posted by ブクログ 2016年10月28日
純粋で誠実な青年・岡崎×年上魔性のバリネコ・螢。螢の過去は結構重いので岡崎くんの本当に忠犬!という感じで螢に真正面から向き合おうとする姿がいいバランスでした。螢の抱えているものがただ単に「昔ハードなゲイビに出ていた」に収まらないのに彼がとても綺麗に見えるのは螢の強さが表現されていたからかなと思います...続きを読む
元AV俳優でヤクザの情夫だった主人公の人生が切ないなぁ(TT)
一回りも年の離れた恋人ができて何とか幸せになれそう…。
ストーリー自体は色っぽいけど、絡みは控えめ。
AV撮影風景も言うほどハードっぽくないし、グロい奴とか出てこないから安心して読めます。