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Posted by ブクログ 2022年07月18日
明治時代、外国に売られていった女の子たち、その背景、女の子たちのその後。
綾さんの養母のキミが精神の異常をきたしている様子が、胸に迫る。
養子の綾さんに、このいんばいおなご!おまえのいんばいをようしっとるよ。ひとりの男も百人の男も同じこつ、と罵る。それは、おそらくキミさん自身の自己認識で、雇い主...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年04月17日
石牟礼道子は読んでいたのだが、サークル村の同志だった森崎和江は読んだことがなかった。
『からゆきさん』は昔から知っていたのだけど山崎朋子の本や『五番町夕霧楼』みたいな遊郭に娘が売られる話とごっちゃになって、なんだか暗い因習に満ちた救いのない話だと思い込んでいて、手に取っていなかった。しかし石牟礼道子...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年06月27日
ずっと読みたかった。なんとなく知っているつもりだった「からゆきさん」。思ってたより生々しく強烈に描かれていた。ディテールにいたたまれなくなり、何度も途中で本を置いた。
12、3歳で売られる子もいて、おそらく今の子供より背丈も小さいだろうと思うと胸が詰まる。そして、二十歳まで生きられなかった子がたくさ...続きを読む
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