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雇用問題、社会保障、難民問題、テロリズム、大国の覇権争い、宗教対立、人権問題---。
現代の政治情勢は極めて複雑かつ流動的であり、何がどうして起こっているのかを把握することは、専門家にとってすら容易なことではありません。
そのため、人はしばしば感情論や目先の損得で政治を語ろうとして、非生産的な罵詈雑言の投げ合いに終始してしまいます。
現代の政治を、私たちはどうやってとらえればよいのでしょうか? そもそも政治とは何を目指しているのでしょうか?
この難問に対し、SFやアニメなどの創作を補助線として使い、わかりやすく解説するのが本書。
優れた創作はただの絵空事ではなく、作者の鋭い政治的な視点が必ず入っているものです。
単純化されている分、むしろ政治の本質を射貫いているとも言えるでしょう。オタキングとして知られる岡田斗司夫氏が、SFやアニメ作品に関する膨大な知識を駆使し、「政治の本質」そして「正義のあり方」を解き明かします。
Posted by ブクログ 2016年09月07日
スターウォーズ、DC/MARVELコミックス、ハインラインで学ぶ政治。
筆も軽いし、1時間ぐらいで気軽読めるし、「政治」について学べます。高校の公民での教科書では、政治の仕組みは説明しても、何故政治が必要なのか、何故政府があったり、政府が無い方が良いと言ったりする人がいるのかは余り明確に教えてくれ...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年01月20日
スターウォーズのことが書かれているのは最初の3分の1くらい、残りはSFもの、ロボットもの関連。パルパティーン議長が贅沢三昧で暮らしているシーンは一切ない、というのはそのとおり。私利私欲で帝国をつくったのではなく、彼なりの宇宙の安定を目指した、ともいえる。単純な正義と悪の戦いではないということ。一見正...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年12月21日
「『××が△△だったら、この世界はどうなるだろう?』という思考実験」(p.164)が行われているSF小説、SF映画を取り上げ、いかにそこには「現実上に政治の本質」(同)が描かれているか、ということを語った本。「中学2年にもわかる政治学」(p.5)の本。具体的には「『ガンダム』は、宇宙時代のコロニー...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年07月16日
「政治寓話としての「スターウォーズ」」「そもそも政治とは何だろう」「スーパーヒーロー像から見えるアメリカという国家」、第3章くらいまでは面白かったが、英国のEU離脱をガンダムで語るあたりから、つまんなくなった。
こういう本は、私のような人間には判りやすいのだが、アニメもSFも理解できない人には、...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年10月09日
ガンダムの元ネタ「宇宙の戦士」の一場面「暴力では何も解決しない?否、それらなら、話し合いでも、お金でも何も解決しない。暴力こそが最も多くの物事に決着をつけてきた。その現実を見よ。」と言うハインラインの理屈(168ページ)に妙に納得した。これは、日本に薄く広く蔓延している希望的平和主義に対する解毒剤だ...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年10月09日
うーむ…最近の新書にありがちなタイトルだった。
もっとつっこんでスター・ウォーズを政治的な切り口で解説してくれるのかと思ったら、スター・ウォーズに関する章は全体の1/3ほど。
ただ、スター・ウォーズ新旧3部作のあらすじ解説は見事。1エピソードあたり5〜600文字でめちゃめちゃわかりやすくまとまってい...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年01月11日
スターウォーズは、ローマ帝国の共和制から帝政に移行するまでのメタファー、ガンダムをEUから離脱する英国の、いわゆるBrexitとみて、その中にSF的なもし~だったら、を混ぜて考えると面白いですよ、という本。
確かに面白い。政治的な正解や今後どのようになっていくかわからないけど、政治の話を面白く考える...続きを読む
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