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Posted by ブクログ 2016年11月03日
おもしろい。
率直にそう思った。
この本を手に取ったのは、帯に書かれていた「読み終わっちゃうのがもったいない」という言葉に魅かれたからだが、読み進むにつれて残り少なくなっていく未読ページを見て、まさにそう思った。
舞台は昭和40年代。戦後も終わり、○○成長といわれる日本経済の急進期だ。
出版社に努...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年09月11日
第二次世界大戦の傷跡が残っている。六助の父親は中国で戦犯として処刑された。「棺桶の材木を燃やしたり、豚を略奪したりしたのは、死刑になるほどひどいことだったのでしょうか」という台詞がある(189頁)。これは被害者感情からは同意できない。豚を略奪されたら市民は餓死するしかない。自分達は豚が必要である、市...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年06月14日
登場人物が心優しい人達ばかりなので、気持ちよく読めた。
平和への願いといった作者の主張も鼻につくことなく
すんなり物語に溶け込んでいた。
原稿をとりに中央線で荻窪まで。
淡路町から丸ノ内線で池袋、西武線で板橋まで。
寿司を食べにタクシーで青山から銀座、とか。
そういう描写が楽しい。
ありきたりの感想...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年06月13日
タイトルを見てなんか美味しそうなお話だなーと思って手に取りました。カレーライスって匂いだけじゃなくて文字にしても食欲をそそりますね。
ただ作品の中身はカレーがメインというわけではなく、カレーライスが出てくるのは大分後になってからです。ちょっとラブコメな感じで、辛いというより甘い。でも甘ったるいかとい...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年10月02日
書かれたのは今から55年くらい前…
戦後の好景気に沸く時代の物語である。
勤めていた弱小出版社が倒産してしまい、遅配分の給料ももらえず、退職金も空手形でごまかされて、すっかり宮仕えに嫌気がさした六助は、今風に言えば「起業」をしようと思い立つ。
やはり、元同僚である千鶴子が賛同して協力を申し出て…
...続きを読む
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