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結果を出す、やり遂げるための情熱は、読書からしか得られない! 東大法学部を首席卒業後、財務省を経て弁護士に。そして、ハーバード大学ロースクールを卒業。そんな著者をつくりあげた児童書から歴史小説までを100冊紹介! 浅田次郎、遠藤周作、佐藤賢一、沼田まほかる、林真理子、藤本ひとみ、吉本ばなな、隆慶一郎、フレデリック・フォーサイス、ディック・フランシス、トニ・モリスン、O・R・メリング……。
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Posted by ブクログ
目的:著者がどのような読書をされているのか知りたくて読んだ。 メモ:読書はほかの人の人生を知るため。犯罪者など一線を越えてしまった人の物語、手記を読むことで疑似体験して、自分は一線を越えないようにしている。読書は自分を変えたいという想いで読まない。 自分の行動:色々な人の視点で世界を見るために読...続きを読む書をしたくなった。実用書は極力読むのをやめようと思う。
"著者の成長とともに寄り添ってきた本の数々を紹介している。 読書の幅を広げたい人。 本との出会いを求めている人 等にお勧め。 小説の効用に力点が置かれている。"
本の持つチカラを著者の経験を通じて冒頭に述べ、そこからは著者の推薦本について語る形式です。読書術ではなく読書論というタイトルになっているところがミソで、読書に関するノウハウ本ではありません。「東大首席卒業弁護士がしている効率よい読書術」を期待して読むと肩透かしを喰らうでしょう。 著者は、自分と異なる...続きを読む価値観を受け入れられない狭量さは人として最も醜いこと、近しい人を攻撃して傷つける不器用さは人として最も哀しいこと、と説き、事実と自分の中に自然と生まれた「こうあるべきだ」という規範をきっちりと区別する視点を持てることになるのが読書の効用に1つという考えには共感しました。 小説を久しく読んでないので、勉強のための読書から離れて楽しむ読書をしてみたいという気持ちが 湧き、著者の推薦本を読んでみようという気になりました。
思ったより楽しめたのは、おそらく、彼女の読書に対する考え方が、自分のそれと比較的似ていたから。ここで初めて知った書は少なかったけど、改めて読みたいと思ったのは下記。
読書論を語っている本だと思っていたら、本の紹介の比重が多すぎてびっくりしてしまった。著者はもっぱら小説を読むそう。私はそんなに小説は読まない方だから、なんだか面食らってしまった。 著者が楽しそうにキラキラと色々な小説を紹介するので、こちらも楽しくなってしまう。浅田次郎は読もうよもうと思ってまだ読めて...続きを読むいないのだが、読みたい!読まなくちゃ!という気持ちになった。
ー 前を向きましょうの代わりに、本を読みましょうと言いたい。孤独、不安、屈辱、そういうものにさいなまれて眠れない時、私は読みます。読んで、読んで、読みまくります。そして、眠りにつきます。朝目覚めると、心に活力が満ちていることに気づきます。私はスーパーマンじゃない、でもそれって素晴らしい、一歩ずつ前に...続きを読む進んでいることを実感できるから。 本好きの読書論は、読んでいて楽しい。趣味友との会話のような気がして愉快な気持ちになる。7回読んで記憶して受験を乗り切った山口真由も、趣味の読書は一期一会らしい。主に小説が好き。ファンタジーに自己逃避するのだと。共感する。私も、現実のあれやこれやを避けて、その世界に浸るために読書をする。現実の社会関係は煩わしく窮屈で、感情を帯びた視線や想念が時に堰を切って襲いくる。 ー 人間性の探索の中で重要な事は、自分の負の感情をコントロールすることです。一時の怒りによって一線を超えてしまった人の思考をたどることで自分自身がそちら側に転ばないように押し留めていると言うのは、読書の重要な効用です。 ページは自動的に捲れない。文章は勝手に走らない。自分の思考ペースによる緩急を自らコントロールするから、読む行為はシンクロする。 ちょっと物足りないのは、紹介されている本が、山口真由の人生の狭隘さを表すようなチョイス(それは一般的な高校生の女子の部屋にある本棚みたいに)に見えて、本当に本好きなのか疑問に感じた点だ。本当は人の趣味だから、好きと言えば好きで良いのだけれど。
著者がミステリー小説、ファンタジー小説好きなので紹介されている本にやや偏りはあるが、自分とは好みも視点も異なるため参考になった。
冒頭のはじめにの部分が良い。本の読み方は人それぞれ。共感していただければうれしい、全く共感できなくても結構。このスタンスがとても好きだと思った。本の紹介は一つ一つじっくり読ませていただきたい。
読書によって様々な人生を体験することができ、客観的な視点を持つことができるようになるという著者の考えは非常にしっくりきた。 自分が感情的になって誰かを傷つけてしまいそうなときも、似たようなシチュエーションを読書によって体験していれば思いとどまれるかもしれない。 第1章の「何のために本をよむのか」とい...続きを読むう筆者の考えをもっと知りたいと思った一冊だった。
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