古書贋作師

古書贋作師

ニューヨーク州東端の町で、アダムという男が後頭部を殴打され、両手首を切断された状態で発見される。周囲には稀覯本や貴重な原稿が散乱していた。彼は、コナン・ドイルなど著名作家の直筆を偽造する贋作師だった。アダムの妹ミーガンと交際しているわたしも、かつて名を馳せた贋作師。だが逮捕されたことを契機に足を洗い、今は古書オークションハウスで働いている。ディケンズやドイルなどの文豪の筆跡で書かれた、正体を暴いてやるとの脅迫状に怯えながら。稀覯本の世界へ読者を誘う、異色のミステリ。/解説=三橋曉

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古書贋作師 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2016年10月01日

    先にあるのが何か、分かるような文体。これは好き好きじゃないかな。嫌いじゃないけど読み進めるのに気合いが必要だった。
    そして予想通りの結末。
    制作方面に興味がないと主人公の行動はピンとこないかも。でも、そうなんだよ。

    0

    Posted by ブクログ 2016年09月01日

     何処に連れて行かれるのか不安になるたぐいの本。
     活字や文字や書や絵など、何か描かれるものに惹かれたことのない人にはあまりお勧めしない。

     読むとカリグラフィーを身につけたくなる。

    0

    Posted by ブクログ 2016年08月20日

    オットー・ペンズラーの肝入りなのね。
    うむー、確かに異色。

    「誰が」部分はたぶんそんなに重きはおいてないんだろうな。
    古書に関する深い造詣はたっぷり感じられるし、余韻も残る。

    0

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