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続々重版のぽんこつロボ物語、待望の続編!
AIが日常で活躍する近未来のイギリスを舞台に、妻に出て行かれた30代のダメ男ベンと、イヤイヤ期のぽんこつ男の子ロボット・タングの旅と絆、それぞれの成長を描いた「ロボット・イン・ザ・ガーデン」。書店からじわじわと評判が広がり、大ヒット作となった友情物語の続編が、いよいよ登場です。
ベンと元妻エイミーに女の子ボニーが生まれてから9か月。「妹」ができ「良き兄になろう」と奮闘するタング。だけどうまくいかずに癇癪を起こしたり、焼き餅を焼いたり、ベンとケンカしてプチ家出したり……。前作からちょっぴり成長した「お兄ちゃんタング」の可愛さといじらしさが満載。一方、ベンと元妻エイミーの微妙な関係は…?そして一家を脅かす新キャラロボットも登場!
面倒くさくも愛おしい、人間とロボットの「家族」の物語。装画は、前作に引き続き絵本作家の酒井駒子さんの書き下ろしです。
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Posted by ブクログ
ベンとエイミーの間に娘のボニーが生まれて1年余り。ベント世界を飛び回って2年になるロボット、タングは「ボンニー」ことボニート仲良くなりたい一心であるが、1歳のボニーは、大きなおもちゃとしか見られない毎日である。そんなある日、庭にピカピカの球体にハンガーがたくさん刺さったような浮遊する物体が現れた。物体いわく「ボリンジャーに遣わされ、位置情報を送信するロボット」だという。ロボットの名はジャスミン。
『ロボット・イン・ザ・ガーデン』でタングと旅をして帰ってきたベン、そして妊娠していたエイミーの話の続編でシリーズ2作目。タングが庭に現れて2年(なぜ1年でないのか?)の月日が流れ、一度は離婚したベンとエイミーに子供が生まれての少しぎくしゃくした夫婦の日常である。
一作目が、ロボットの修理のためにアメリカに飛び、日本に飛び、南の島へ飛びと冒険からの、タングが家族になる話だったのに対して、二作目はその家族を作るための基盤づくりという話である。したがって、あんまりあちこち動かない。一番遠くてスコットランドである。
純粋ですぐにすねるが、人間の子供のような好奇心を持つロボット、タングは、本作では一部を除いてファミリーの一員として動き、序盤と後半はクールなジャスミンが小さなトラブルを引き起こすというコントラストとなっている。一つ一つの章も短いため、大人から子供まで飽きずに読むことができるのも良いところだ。
しかし本作は、子供でも楽しめるものではあるが、家族が家族としてうまく歯車があっていくという部分を楽しみ、タングフィッシュやネコという名の猫がトラブルを引き起こし、それがきっかけで自分の立場を見直すなど、家族を少し引いて見られる大人向けのストーリーと言える。
ちょっと退屈だったという人もいるかも知れないが、次作への助走と考えるとわかりやすいのではないか。
ボンニーちゃんがもう少し走り回ったり、喋ったりし始めるとまた話が広がっていくのだろう。
一部を除いて訳がわかり易く丁寧で、最近の翻訳小説は読みやすくていいですなあ。
Posted by ブクログ
『ロボット・イン・ザ・~』シリーズ第2巻。
獣医を目指すベン、ぽんこつロボットのタング、(元)妻のエイミー、娘のボニーが暮らす家の庭に、またもや謎のロボットが現れた。
黒い球体にハンガーの針金が生えたような姿の〈彼女〉――ジャスミンは、どうやらタングを作ったマッドサイエンティスト・ボリンジャーから遣わされた、招かれざる客のようで……。
妹的存在のボニーが誕生し、お兄ちゃんたろうとするタング。ヤキモチを焼いたり、失敗して癇癪を起こしたりするさまは、まさに「上の子」。
家出して、ディーゼル飲んで酔っぱらっちゃうなど、愛らしい素振りを見せてくれます。
一方、一家を混乱に陥れるジャスミンは、最初は冷淡な機械らしい(?)機械といった印象ですが、実はロマンス小説を嗜んだり、タングの家出に付き合ったりと、ユーモアのある一面が見えてきます。
そして、よりを戻したような戻してないような、微妙な関係のベンとエイミーの行方は。
ツギハギだらけながら、家族の形を模索していく一家を応援したくなる一冊です。
Posted by ブクログ
タングとベンが帰ってきた!
前作の読後感が良すぎて
2作目がそんなでもなかったら嫌かも…と
グズグズ読むのを引き延ばしていたのですが
ぜんぜん大丈夫だったわ!
エイミーが長女ボニーを産んで
ベンとは同居人のような
微妙な立場で暮らしているところから
物語はふたたびスタート。
いっぱしのお兄ちゃん気取りの
タングが微笑ましいのぅ。
ところが、またまた庭に
ヘンなロボットがあらわれた。
マッドサイエンティストに造られた
球形のジャスミンの役割は
タングを取り戻しにくるつもりの博士に
ベンの家の位置情報を発信すること。
実のところ、博士には監視がついてるし
情報を受信できるまでヒマもかかる。
そのあいだに策を講じなければと
ふたたび決意を固めるふたりだったが。
いかにしてジャスミンに
発信をやめさせるか試みたり
弁護士のエミーがロボットがらみの
判例を探して権利を主張しようとしたり
いちおう話の筋としては
そこをメインにしてるけど
どっちかというと
所有者のはっきりしていないタングを
きちんと自分のもとに置くために
ベンがどれだけ苦労するかってのが
私としては読みどころでした。
前作はダメ男の再生記で
SF的な部分も少しありましたが
今回はロボットが日常にある
ということ以外はいたって普通で
ジャンルがSFじゃなくなったかもね。
新しい家族の物語というか。
そして、なによりも
タングはあいかわらずで。
ロボットなのにペット飼いたがるし(笑)
この〝お世話〟がまた騒動巻き起こして
いやもう、笑って泣かされたわ(T=T)
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