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昇進のために部下の出撃回数を増やす大佐。兵士を救わない軍医。身内にも敵がいるなか、仲間はあっけなく戦闘で死んでいく。ヨッサリアン大尉はあらゆる手段を用いて自分のいのちを守ろうとするも、キャッチ=22の壁が立ちはだかる。誰もが正体をつかめないのに、誰をも支配する軍規は、逃れられない悪夢を生み出し続ける……アメリカ文学に新たな地平を切り開き、今なお熱狂的な支持を得る戦争文学の名著。解説/松田青子
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Posted by ブクログ
上巻は問答するやり取りやキャラクターの突飛な行動が面白く、ときには吹き出すくらいに笑えた。
下巻はどうなるのかと思ってたら、今度はとても怖い展開になっていく。
上巻で登場していた、前の章(とは言っても時間軸のズレはあるが)で生きていた人間たちが、呆気なく、理不尽に死んでいく。
戦場で死ぬのならまだ理解も追いつくが、なかには味方が自らの利益を生むために、その犠牲になって死んでしまう人間もいる。
上巻以上にその理不尽さは高まる。
ヨッサリアンは味方の死を伝えに行けば殴られ、蹴られ、殺されそうになったりしていて、ドタバタ感はあるものの常に死がついてくるような緊張感がある。
だが、意外な人物が最後に一発やってのけたりして、自分もヨッサリアンと共にやりやがったという気持ちになった。
暗く抜け出せない理不尽のような感覚が下巻は続いていたが、あのキャラのお陰で清々しい読後感を感じた。
めちゃくちゃ面白かった。
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