はじめての福島学

はじめての福島学

ビジネス・実用
1,650円 (税込)

8pt

「福島難しい・面倒くさい」になってしまったあなたへ─ 福島第一原発事故から4年経つ今も、メディアでは放射線の問題ばかりがクローズアップされている。しかし、福島の現実は今どうなっているのか、そして、福島の何を今語るべきなのか? 『「フクシマ」論』で鮮烈な論壇デビューをはたした社会学者・開沼博が、福島問題を単著で4年ぶりに書き下ろし。人口、農林水産業、観光業、復興政策、雇用、家族、避難指示区域……。福島を通して、日本が抱える「地方」問題をもえぐりだした一冊。

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はじめての福島学 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    マクロ・ミクロ両方の視点が必要と改めて認識。誤った報道、感情は復興を遅らせる。真偽はエビデンスベースで考えたい。

    0
    2018年03月06日

    購入済み

    もっと早く読めばよかった

    福島に行きたくなった

    ありがた迷惑12カ条はみんなもっと意識しないといけないと思う。
    そこで吹聴されている悲劇的ストーリーは、
    本当に現地の言葉や感情に立したものなのか??
    本当にその現地の人々に支持されているのか??
    本当に現地の人々に希望や救いをもたらしているのか??
    単なる反体制的趣味なオナニーになっていないか??

    反知性主義的な、ステレオタイプの、上から目線の左翼運動では、世の中の問題は一つも解決しません。
    急ぐな!

    0
    2017年02月21日

    Posted by ブクログ

    2015年度時点での福島の復興状況をさまざまなデータをつかって、かつわかりやすく概説。さいしょに「福島を知るための25の数字」が掲げられていて、これにほとんど自信を持って答えられない自分をまず自省してから本文を読み進めるが、読み終わる頃には「ちゃんと勉強した」感がでてくるというのが、データ・数字の強さ。被災当時は「わからない」としか言えなかったことが、現在ではデータの積み重ねで「明確に分かってきた」と言えるようになったことがたくさんある。ならば〈「Aという考えも、Bという考えも、Cという考えも尊重されるべき」と言い続ける時期〉ではもうない。〈これからは「科学的な前提にもとづく限定的な相対主義」に移行すべき〉というのが筆者の主張であり、そのためのデータ、そのための1冊と言える。

    0
    2015年08月30日

    Posted by ブクログ

    福島を学ぶための本。
    この本を読むと、報道やネット情報でさらっと福島を知ることは出来ないのだと、痛感する。
    福島は学ぶべきものであって、学んで始めて解ると思う。
    その学びを出来るだけ簡単にして貰おうと言うのがこの本だ。
    様々な誤解を丁寧にといてゆく、福島応援の立場の私でも誤解していることがあって、指摘を受ける。

    「では、福島のためになにができるのか?」

    というとっても大事な質問には

     買う 行く 働く

    しかないというシンプルな答えが提示されて、ひとつの希望を覚える。

    0
    2015年07月29日

    Posted by ブクログ

    4/18-19、4年ぶりに浜通りを訪れ、復興が着々と進んでいることを目の当たりにした。その後でこの本を読んだということもあり、福島への認識をリニューアルすることができた。これまで抱いていた福島への印象や考えを改めねばと強く思った。読みやすさを最優先するために、省いたトピックは多いが、5年目に入った福島の現状をひとつかみする為には、ぜひ読むべき本だと思う。

    0
    2015年04月25日

    Posted by ブクログ

    我々が、自分が、福島に対してわかっていないのにわかったつもりになっているか。いかにステレオタイプ化した見方をしているか。
    そんなことを思い知らされる一冊。

    まず、現状を、事実を知るべし。
    語るのはそれからだ。
    ここで示される数々のデータの裏、そこにこそ想像力を働かせるべきだと思う。

    0
    2015年03月21日

    Posted by ブクログ

     風評被害、偏向報道…近年の日本には当たり前(?)のようになりましたが。別の視点でものを見る大切さ。また、事実を知りえる知識が必要だと考えさせられました。まあ、でも、以前の福島も知らなかった。って、いうのもありますが、福島を知るいい機会になりました。ありがとうございました。あ、外国の方にも読んでもらいたいです。

    0
    2016年07月20日

    Posted by ブクログ

    東日本の震災、そして原発事故後の福島のことを、
    そのままのかたちで伝えてくれる本でした。

    そのままのかたちの福島を知らないひとは、
    きっと本書を手に取っていない福島県外のひとの
    ほぼすべてでしょう。

    ぼくは原発事故の問題は福島だけの問題じゃなくて、
    日本の問題なのではないか、と大きく捉えてきたふしがあって、
    いろいろと放射線や原発関連の本を手に取ってきました。
    つまり、自分の問題としても福島の問題をとらえていた。

    けれども、やはりそこに住まう人々とはかなり温度差があります。
    こっちで勝手に想像している日常や気持ちなどが、
    事実とはまったくの正反対を向いていたりもする。
    データを用いながら、そういうことを教えてくれる本です。

    結局、いまの福島は、日本全体にあるような
    少子高齢化や過疎などの問題が福島にも当然あり、
    それらが原発事故によって加速されて現実化しているのが
    一番大きい問題のようです。
    そういう、いわゆるふつうの問題に、
    放射線関係の問題が薄い膜のように
    覆いかぶさっているとでもいえばいいのか。

    最後の章では、
    福島を応援したいのならば、「迷惑をかけない」ことだとして、
    福島への「ありがた迷惑12カ条」が掲げられていますが、
    これがなかなか厳しい物言いで、
    ふつうの心理に密着している憐憫などいろいろな心理を
    ひっぺがえさなければならないような、
    ちょっと痛みをともなう行為をしましょうとなっている。
    開沼さん、これは手厳しいのはしょうがないけれど、
    これじゃちょっと福島人の孤高を奨励するかのようですよ。
    ほうっておいてくれというような、
    ひとを遠ざけちゃいそうな感じです。
    学者らしい率直な物言いではあるのですが。

    憐憫の情などいらぬ、そんなのは野暮である、とされるみたいです。
    実際、震災直後なんて、
    かわいそうだって非被災地のひとは思ったでしょう。
    その延長の気持ちで、いまもちょっと憐憫の情を
    持ってしまうひともいるだろうけれど、
    迷惑だってやられると、傷つきますよね。

    まあ、言わんとしていることはわかるんです。
    ぼくの福島の友人にも、
    (ぼくは)福島人じゃないのに、
    なんでそんなに福島の事を考えるの?
    みたいなニュアンスを感じたことがある。

    だけれど、きっと難しいところなんですよね。
    ぼくの住む街も有名な破たんした街ですが、
    憐れみもちょっとはもってくれて構わないんだぜって
    このごろ思うんですよ。
    前面に憐れみを出されても困りますし、いやですが、
    苦境にいることは忘れてほしくないものなんですよね。
    まあ、ぼくは多少あまったれなんで、
    たまにそういう気持ちになるだけかもしれないですが。

    閑話休題。
    多少乱文(ひとのことは言えないけれどね)ではありましたが、
    論理がしっかりとしていて、読んでいてわかりやすいです。
    ただ、それでも、ボリュームがあるし、
    ちょっと疲れる部分もありますが、
    興味を持って「もっと知りたい!」と思って読めば、
    理解できるレベルの論説です。
    もう発行から一年がたってしまいましたが、
    今読んでもまだ間に合うでしょう。
    きっと続編というか、アップデート版が数年後に出版されると思います。
    そのときにはまた読みたいですね。

    0
    2016年04月04日

    Posted by ブクログ

    ビッグワードを用いて思考停止している現状認識や、政治的な姿勢、または宗教に近い勝手な良心など様々な要素が絡み合っていて、福島の問題はどう向き合うかが難しい。そのような状況の中で、「福島の今の問題」について、データを用いて生活にかかわる部分を解説している。考えたり話したりするときの土台となる基礎知識。
    やるべきことは、分かった気になって考えるのを止めることなしに、自分の認識を更新し続けること。そして、応援にはいろいろな形があるけど日常の中で続けていけることをするのが良い。キーワードは実行しやすい順に「買う・行く・働く」。

    0
    2016年01月16日

    Posted by ブクログ

    この人めっちゃ怒ってます。
    実地で動く研究者としてすごく真っ当な苛立ちだとは思うんだけども、もう最後の「ありがた迷惑12ヶ条」とか直球すぎて正直戸惑ってしまうがな。
    まぁ、それはさておいても、必要な、というか状況を大きくつかむために押さえておくべき内容を具体的な数字とともに追っていて、その正確性についての保障にページを割くよりも、どこでどう間違ってしまいがちだったか、に力点をおいて俗説という物の怪を折伏しようとしてくれております。
    印象的だったのは「不幸中の幸いを生み出すために」という項目は、特にこの段階にあって要求されるべき視点だろうと思います。

    0
    2016年01月16日

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