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Posted by ブクログ
NHKラジオの番組「夏休み子ども科学電話相談」にて、動物の担当をされていた先生の本です。
「ビジネスモデル」とあるので、経営の手法に関する本かと思いました。
確かにビジネスモデルとして成功していますが、それは何より、動物がどうしたら一番いきいきと、幸せに生きられるかを追求した結果だと思いました。
昔は「動物が芸をしないとつまらない」と、火をつけて驚かそうとした来園者までいたそうです。
その点からも「立つレッサーパンダ」ブームにも警鐘を鳴らしていました。
レッサーパンダという動物自体への興味はさほど高まらなかったのですから…
動物園はレクレーションだけでなく、野生動物の保護や繁殖、そして研究の施設であることも、もっと認識されるべきだと思いました。
Posted by ブクログ
1年ちょっと前に訪れた旭山動物園について書かれた本。マスコミでも取り上げられることが多かったので、行動展示などやっていることは少し聞いていた。
この本はその背景にあったことやどうやって苦境からリカバリーしてきたかについて書かれている。
動物園も一つの組織であり、それを運営・改善するのはビジネスの観点とも共通点が多いことを認識した。
1.組織は個々の能力や担当職責を重視すべきで、飛びぬけたスターは不要であること。
2.客を不安に陥れるような事態については説明責任を果たし、早急な対応案を取るべきであること。
3.ビジョンの共有(この場合「世界一の動物園」)
4.アイデアを出し合うことで低予算でも十分魅力的な施策が打てること(手書きポップ、夜の動物園、行動展示)。旭山動物園にはいわゆる「珍獣」や「希少動物」はいない。
示唆に富んだ一冊だった。
Posted by ブクログ
営利法人ではありませんが旭山動物園も不振から回復した事業体です。この本は現園長である小菅氏が自ら書いた本です。夢を追うこと、決してあきらめないこと、顧客本位・動物本位の立場に立つこと、前例のないものに挑むことを恐れないこと…企業再生の姿そのものではないでしょうか。動物園の経営者の立場である小菅園長の考え方やビジョンがよくわかります。北海道でも景気が非常に悪い旭川市において貴重な観光資源となった旭山動物園。近年の「企業再生から地域再生へ」の流れそのままを体現した再生ストーリーです。奇をてらった展示ではなく、動物行動学のしっかりした基盤の上に考えられた展示なので動物にストレスをかけない展示になっているところ、園内でエキノコックス症が発生したとき、勇気を持って閉園に踏み切ったこと、など「企業倫理」の面でもよいサンプルになると思います。新書で手軽に読めるのもグッドです。
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