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Posted by ブクログ 2023年09月28日
最高の百合小説。「女性はかくあるべし」という強い価値観があった時代背景を思うと、この物語に登場する女性たちの強い生き方に励まされた方達は相当多かっただろうなと思いました。
上巻では女性同士の友愛を、下巻では恋愛に近い感情を描いていましたが、こちらは悲しい結末の作品が多かったこともあり、どちらかとい...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年06月14日
「ええ、日陰の花なのね・・・・・・けれどいいわ、わたし達、日の光には咲かずとも、月の青白い光に濡れて、咲けばねえ・・・・・・」(日陰の花)
上巻よりもずっと慎重に読みました。と言うのも、「ああ、もう少しで読み終わってしまう・・・」という名残惜しい気持ちと、胸がぎゅっと潰されちゃいそうな、得も言わ...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年06月12日
大正時代に発表された吉屋信子の連作短編集「花物語」もいよいよクライマックスへ。クライマックスと言っても上巻と変わらぬ素晴らしいクオリティで繊細な砂糖菓子のような美しき乙女たち儚い世界が展開されております。ヒロインの乙女ふたりと比べると周囲は書き割りじみていていっそ清々しいです。抑圧の強い家父長制度が...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年09月14日
ああ、綾子さん、幾度呼ぶとても永劫に返る日のなき、その俤よ! 真弓は悲しみに打ち倒れようとした、その時、つとその肩を支えて、『伴さん! 私も御一緒に泣かせて下さいませ』かく言いて、つとより添う人影、窓越しの雪の反射に見返れば、おお、佐伯さん、その人……
2013/08/09-09/04
2023/0...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年11月19日
上巻よりも、同性愛を扱った作品が多め。ほぼ全て悲恋に終わり、どちらかが夭折する終わり方をしたりもする。ほんの刹那の女性同士の恋愛。だがそれぞれの触れ合いを花に見立てて愛おしみ慈しみ書かれた作品が、多くの女学生の胸を打ち続けてきたのは、当時は悲恋に終わるしかなかった同性愛を胸の奥に秘めながら涙と共に...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年01月23日
上巻同様、表紙がかなり素敵です。
下巻でも感想を一編ずつ徐々に書いていきたいなと思います。
<アカシヤ>
棚島さんの気持ちが切ない・・・。
何て言うか、魅力溢れすぎているが故に、目を逸らしてしまう相手っていますよね。
そんな哀しい話は無い方が良いのだけども、現実にあるんですよね・・・。
<桜草>
...続きを読む
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