冒険歌手 珍・世界最悪の旅

冒険歌手 珍・世界最悪の旅

1,056円 (税込)

5pt

幻の名著、待望の復刊!
復刊にあたり、書き下ろし原稿「探検のその後」を追加、加えて、探険家・角幡唯介氏との対談も新たに収録!

「人生がひっくり返るような苦労をしてみるのだ!」
不具合だらけのヨットで太平洋を45日間かけて横断し、地図なき大河・マンベラモをゴムボートで昇りつめ、5030メートルの岩峰を目指す――海・川・山揃った前代未聞のニューギニア島冒険記。

傍若無人・唯我独尊・百戦錬磨の冒険家「隊長」、探検部の現役大学生「ユースケ」、トラブル続出のヨット「チャウ丸」と共に、ド根性歌手がニューギニア島を行き当たりばったりに右往左往する、抱腹絶倒の一年間の記録。

解説/高野秀行

【目次】
第1章 太平洋を渡る
油壺を出航/北マリアナ諸島/グアム、そしてミクロネシア/夢の楽園ウォレアイ/ランドフォール!

第2章 マンベラモ川を溯上する
イリアンジャヤ州ジャヤプラ/マンベラモ川への溯上開始/カソナヴェージャにチャウ丸を置いて……/激流を越え、マンベラモ最上流部の村へ/ドゥフォ村でのポーター探し/さようなら、ドゥフォ

第3章 事件続出の7日間秘境トレッキング!
じゃらんじゃらん、ジャヤプラ/「幻の犬」、そして未踏の山!?/秘境トレッキング

第4章 トリコラの北壁初登攀
オセアニア第2位の山、トリコラ/世界初、トリコラ北壁登攀成功

第5章 幻の犬と旧日本兵の遺骨を探して……
ユースケの帰国/犬捕獲大作戦は続く……/最高のクリスマス・プレゼント/生きては帰れぬニューギニア

第6章 油壺へ……
隊長、ついに帰国宣言!/どしゃぶりの34歳バースデー

エピローグ

解説 高野秀行

巻末特別収録その1「対談:峠恵子×角幡唯介」
巻末特別収録その2「探検のその後――人生の大冒険」(書き下ろし)

【著者プロフィール】
峠恵子(とうげ けいこ)
1968年4月2日、埼玉県川口市生まれ。成城大学法学部卒。大学在学中にスカウトされ、シンガーソングライターとしてソロデビュー。数々のCMソングやドラマの挿入歌を手がけ、カーペンターズの歌い手としても定評がある。現在はジャズプレーヤー仲間とのライブを中心に活動中。鉄道番組「鉄道・絶景の旅」(BS朝日)ではナレーションと挿入歌を担当し、好評を博している。

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冒険歌手 珍・世界最悪の旅 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2020年12月17日

    曲がりなりにも自分もバックパッカーとして、未知の世界に憧れ、未知の出会いや景色に想いを馳せ、多くの国を旅し、多くのトラブルを経験したことがある。ただ、峠さんのこの冒険は到底レベルが違う。この覚悟、精神力、どこから来るのだろう。そして、やはり隊長やユースケさんの視点からもこの旅を見てみたいと思った。(...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年12月07日

    高野秀行さんの解説、角幡さんも隊員の探検記ということで、期待して読んだ。とても面白い。ヨットの航海もすごいが登山もすごい。何をするにしても、苦難の連続。そしてたまに天国、その頃地獄。ニューギニアもすごいね。隊長もすごい。

    日常からの逃避にはうってつけ。こういう本を読むと、また別の探検記を読みたくな...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2016年09月19日

    興味を持った方が一分の後悔なく寧ろ期待以上の読書ができることをお知らせしたく、星5をつけます。
    ただし面白すぎるため同文量の作品に比べて早く読み終わるのは必至。ある意味コスパは悪いかもしれません。
    著者の日記を軸に述懐を加えながら、時系列に沿って展開されます。
    言葉少なにざくざくとした文調のため飽き...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2016年08月26日

    サイコーですよ、ページめくって5ページ目くらいで「こりゃおもしろいぞ」と確信しました。
    うっすーい動機でニューギニア探検に向かった歌手の奇想天外な冒険記。
    目標の山に登れないことが現地でわかり、別の山に変更。それ終わったら、幻の犬探す目的追加。すごく場当たり的なんだけどそれがまた楽しい。ど素人でこん...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2016年08月03日

    女性歌手が冒険に挑戦?なんかつまんなさそう、というのが第一印象だったが、ネットでの書評では面白いというではないか。
    読み始めると、もうこれが期待を大きく裏切り、面白いのなんの。
    冒険に参加する理由が「苦労を知らないから」って、おまえバカか、と思ってしまいましたが、これがなかなかすごいことの連続。
    ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2015年12月12日

    早稲田大学探検隊OBの華々しい活躍を見るに、別世界の話だなあと思いながら旅行記を楽しんでいたのですが、その別世界に普通の人がガッツだけで飛び込んだらどうなるかを描いた本です。タイトルと写真だけでは伝わりきれない、この本の独特の魅力を表す言葉が見つからないのですが、圧巻は旅が終わってからの後日談ですね...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2015年11月22日

    タイトル、そして表紙、ここ数年で見た書籍の中ではトップランクに入る怪しさ。

    どうやら峠恵子という名の女性歌手が、ヨットでニューギニア島を目指し、さらに到着後オセアニア最高峰の北壁を初登攀するという話だが、登山もヨットも素人同然らしい。なんだか怪しいというより胡散臭い感じが…

    行きのヨットで経験す...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年05月21日

    ほぼノリと勢いで命がけの冒険に出てしまった峠さんの旅の記録。女性だからこそ気になったのだと思うのですが、虫とウンコに関する記述はやたら多くてリアルな一方、実際の登山や激流登りのくだりは実にアッサリ終わります笑。隊長と峠さんはとにかく冒険したい、何か新しいものを発見して帰りたいという発想なので、途中グ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年07月19日

    志す。準備する。予定通りに行かず途方にくれる。乗り越える。帰還する。
    リアルだからこそ冒険記は面白い。

    それにしても作中のユースケが角幡唯介とは思わなかった。ビックリ。

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    Posted by ブクログ 2017年02月11日

    30歳ちょっとの女性歌手が、どういう訳か「日本からニューギニア島までヨットで行ってロッククライミングやら日本兵の遺骨探しやらの冒険をする」というとんでもない話。しかもその理由が「苦労を知らないから」となるともう言葉も出ません。。
    冒険パートは2004年に小学館文庫から出た「ニューギニア水平垂直航海記...続きを読む

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