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他人の足を引っ張って、何事かを為した気になる人々が、世の中を席巻しつつある…。
安倍政権の政策から教育改革、甲子園、ニッポン万歳コンテンツにリニアまで、最近のニュースやネットの流行を題材に、日本流の「反知性主義」をあぶり出してきた「日経ビジネスオンライン」好評連載中のコラムが、大幅な加筆編集を加えて本になりました。
さらに『反知性主義 アメリカを動かす熱病の正体』の著者、森本あんり・国際基督教大学副学長との、「日本の『宗教』と『反知性主義』」をテーマにした2万字対談も新たに収録。
リンチまがいの炎上騒動、他人の行動を「自己責任」と切り捨てる態度、「本当のことなんだから仕方ない」という開き直り。どれにも腹が立つけれど、どう怒ればいいのか分からない。日本に漂う変な空気に辟易としている方に、こうした人々の行動原理が、最近のニュースの実例付きで、すぱっと分かります。
エッセイ集として、日本の「反知性主義」の超・入門本として、お楽しみ下さい。
Posted by ブクログ 2018年04月16日
ネットの普及のためか、世の中は建前と本音が分かれていたが、本音化が進み、露悪化している。よく考えてみると、ネットが隆盛をする前から本音をテレビで語る芸人が脚光を浴びてきたのだから、ネットだけの影響でないのかもしれない。ただ本音だけが語られると、人間の関係を保っていた建前が薄れてきて、世界の根本が揺れ...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年06月25日
ネット上でおなじみのコラムニスト・小田嶋隆による社会風刺論集。この手の本にありがちだが、どんどんよどんでいく世相に対する皮肉は言えても、「では、どうしたらいいのか?」という建設的な視点が、この本にはほぼ皆無に等しい。筆者の立ち位置は「左派リベラル」といったところだが、個人が持っている不満を筆にぶつけ...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年03月27日
おもしろかった。ギャグというか、まあ、ユーモアですな。(笑)かる〜く読める、ああこういうこともまじめに勉強しなきゃな、でもとりあえずは目の前のオダジマさんの文章を楽しんどこうかな、みたいな。内田樹も村上春樹もそうだけど、なぜこの年代のこういう少女趣味(失礼)のオッサンたちがかく文章はおもしろいのだろ...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年01月13日
『斜に構えた人間は嫌みでやな奴だ。が、自分が斜に構えていることを自覚して、それを幾分反省もしている人が、私は何故か好きだ。』と本書の中で著者はいっている。私は青春時代のある時期とそれにいたる少年時代の後期、まさに斜に構えた人間だったと思う。つまり、やな奴だったと思う。加えて、3人兄弟の真ん中、それも...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年12月03日
日経BB連載中の「ア・ピース・オブ・警句」をテーマごとに編集したシリーズの最新作。
ネットでほとんど全部リアルタイムで既読。実際その内いくつかは問題意識とともにシェアをした。でも、改めて時系列を思い出しながら読むと、謝罪会見、人質、号泣議員、高倉健さん、突然の解散
NHK‥当時の報道の質量と政治の動...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年11月19日
「日経ビジネスオンライン」の連載は時々読んでいておもしろいなあと思っていたが、本になったのを読むのは初めて。もうこれが5冊目らしい。
「日経ビジネスオンライン」にこのコラムって合ってるのかなあと、「日経ビジネスオンライン」のその他の記事を読んだこともないのに思っていた。
どのコラムも「着眼点がすごい...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年11月04日
小田嶋さんは、文章を書くときの頭がいい。一つ一つの文章の締め方がいちいちオシャレ。さすが、コラムニストとして生きているだけある。とは言っても、けっこうついていけない部分があったりで、反知性主義章について理解が深まったかと言われると、口ごもる。半分くらい読んだところで、話題になってる『紋切型社会』に似...続きを読む
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