哀しみキメラ

哀しみキメラ

605円 (税込)

3pt

4.3

エレベーターが止まった。閉じこめられてしまった矢代純は、乗り合わせた三人の男女、十文字誠、水藤深矢、早瀬綾佳と共に、狭い箱の中で異形のものに襲われる。その不可思議な体験以来、純たちの体に変化が起こり始めた。傷つかない体、突然回復した視力、幽霊が見える目、そして、いくら食べても満たされない飢え。戸惑う純たちの前に、モノ祓い師であるという七倉和巳が現れる。そして彼は告げる。エレベーターの中で遭遇したのは、人間を喰って生きる“モノ”であり、彼ら四人の体は今、その“モノ”と融合してしまっているのだと―。第12回電撃小説大賞“金賞”受賞。

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哀しみキメラ のシリーズ作品

1~4巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~4件目 / 4件
  • 哀しみキメラ
    605円 (税込)
    エレベーターが止まった。閉じこめられてしまった矢代純は、乗り合わせた三人の男女、十文字誠、水藤深矢、早瀬綾佳と共に、狭い箱の中で異形のものに襲われる。その不可思議な体験以来、純たちの体に変化が起こり始めた。傷つかない体、突然回復した視力、幽霊が見える目、そして、いくら食べても満たされない飢え。戸惑う純たちの前に、モノ祓い師であるという七倉和巳が現れる。そして彼は告げる。エレベーターの中で遭遇したのは、人間を喰って生きる“モノ”であり、彼ら四人の体は今、その“モノ”と融合してしまっているのだと―。第12回電撃小説大賞“金賞”受賞。
  • 哀しみキメラII
    649円 (税込)
    矢代純がその家に踏み込んだとき、男はすでに死んでいた。そしてその傍らには、手負いの動物を思わせる、一人の少女がいた。 伯父を呪い殺してしまった少女、森山真里。彼女の生活がおかしくなり始めたのは、二カ月前のあの日からだったという。一月二十八日の、京都。純はあの夜の闇と、〈モノ〉が跋扈する町の光景を思い出し、少女を連れ帰る。同じ頃、水藤深矢は橋の上で何者かに襲われて──。 少女の停滞していた十年間と、三人のキメラの静かな二カ月間が終わり、めまぐるしい一週間が始まる……。 第12回電撃小説大賞<金賞>受賞作シリーズ第2弾。
  • 哀しみキメラIII
    693円 (税込)
    弱っていた水藤深矢の体は、次第に回復し始めていた。だがそれと同時に、彼は精神的な不安定さを見せるようになる。一方、矢代純の体にも異変が起きていた。時折かすむ目、長い間忘れていた気温に対する人間的な感覚。そんなとき、彼らが住む町で子供が行方不明になる事件が起きる。消えた子供たちの間に広まっていた妙な噂。彼らはある文章をお告げとして信じていた。『願いがあるならば、階段を上れ』この事件に《モノ》が関係しているのではないかと疑った純たちは、真相を追って動き始める。第12回電撃小説大賞《金賞》受賞作シリーズ第3弾。
  • 哀しみキメラIV
    803円 (税込)
    二人きりになってしまった矢代純と早瀬綾佳のもとに、京都で不穏な動きがあるという知らせが届く。そこには、以前純たちをつけ狙った男の気配もあった。迷いながらも京都行きを決めた純と綾佳の前に、決別した仲間の影がちらつく。不安定な体を抱えながらも、自分にできることはしたいと望む純。その純の思うようにしてやりたいと願い、自分の体に起き始めた不調を隠して動く綾佳。そして、変わってしまった水藤深矢。行き止まりに入り込んだキメラたちの行き着く場所は―。第12回電撃小説大賞“金賞”受賞作シリーズ、感動の完結編。

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哀しみキメラ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    一気に読みふけってしまうほど、引き込まれる作品です。
    4人の男女がエレベーターに閉じ込められ、そこから物語が始まります。
    タイトルと雰囲気の差異に、とても惹かれてしまいました。
    読み終わった後には、人生を深く考えさせられました。
    自分の境遇を受け入れ、幸せになる、それが大切であると学んだ作品です。

    0
    2012年02月04日

    Posted by ブクログ

    デビュー作なのに、ここまで書ける人もいるんだなぁ、と思わず感心。
    非常に面白かったです。
    ある日突然、人間以外の存在と同化してしまった四人の若者。
    たまたま予備校のエレベーターで乗り合わせただけの彼らが、この世でたった四人だけの同胞になる。
    衝撃的な運命に翻弄されるわりには、比較的淡々と物語

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    電撃小説大賞金賞作品。
    あらすじと表紙イラストで選んだけど、
    超 ツ ボ で し た 。
    勢いで二回読んだ。
    個人的には今まで読んだライトノベルの中で5本指に入る良作だと思う。
    キャラクターも立っているし、話の展開も面白い。
    これはこれで綺麗に完結しているので、続編とかは期待できないだろうけど、あっ

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    電撃小説大賞受賞作、金賞受賞のこの作品。私的には大賞より好きな作風でしたね。いや、シリアス好きってこともあるんですが、ラストが好き嫌いの多少分かれ目だと思うんですよ。そこが上手く気に入って、文章力が高く、すぐにひきつけられました。ベタで途中から展開が読めましたが、それでも面白い。特に人がモノに変わる

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    切ない本が読みたいと言って友達に薦められた本。
    なんと言うか本当に切なかった。けれど救いがないわけでもなくて、「誰のせいでもなく」「仕方ないことだった」というさじ加減が絶妙。
    この後どう続けるのか、続刊も読んでみたいです!

    0
    2012年12月10日

    Posted by ブクログ

    悪霊はまずくて化け物はおいしい?
    基準がよく分からないけど、このこともあとで重要な話になるんだよね。
    水藤深矢が好き。

    0
    2010年07月26日

    Posted by ブクログ

    心理描写がもう少し深いと良い作品になったかなと思うものの、ラノベとして、異形モノとして、良い作品だと思う。キャラクターが多いのに、ほぼ全員がちゃんとキャラ立ちしているのが良い。

    0
    2012年10月05日

    Posted by ブクログ

    エレベーターで偶然乗り合わせた4人に起こった事。
    それを悲劇ととるか、日常ととるか、幸福ととるか…。
    どこに属するか、よく分からないのは紅一点の彼女だけ、です。

    誰の主張が一番納得できるか、と言われれば
    十文字だ、と言いきれます。
    その立場になって、初めて拾ったり捨てたりするかも知れませんが
    大事

    0
    2010年10月27日

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