骨が語る日本人の歴史

骨が語る日本人の歴史

770円 (税込)

3pt

3.5

発掘された古人骨を調べ、当時の人の様子を明らかにする「骨考古学」。その進展によって、日本列島の歴史は大きく書き換えられねばならないことがわかってきた。実は縄文人は南方からやってきたのではない。大陸から渡来した弥生人が縄文人を駆逐したというのも本当ではない。そもそも「弥生人顔」など存在しない―旧来の歴史学に根強く残る誤謬を科学的視点から検証。人々の生身の姿を復原し歴史をひもとく「身体史観」を提唱する。骨考古学の第一人者が、日本人の実像に迫る。

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骨が語る日本人の歴史 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2016年03月30日

    面白いと思いました。
    特に新しいことを知ったということはなく、
    他でも言われている内容だと思うのですが
    ただ、骨考古学という軸で考えるということが
    新鮮だと思いました。
    日本人とは、ということ、現代日本人の特異さ、
    さらに体型、身長、骨格、容貌というのは
    環境や活動範囲や摂取する内容等の後天的な
    ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2016年04月30日

    縄文人は顔の彫りが深く、浅黒い肌。弥生人は細目でのっぺりとした顔立ちで色白。そして弥生人が後から日本にやってきて、縄文人たちは日本の周縁的な土地へ追いやられた...
    なんてありえない!というのが本書の骨子。
    弥生人も縄文人も、どちらも日本列島の中で生まれた人たちで、グループとしての差より、社会階層の...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2015年08月02日

    <目次>
    はじめに
    第1部  日本人の実像を探る
    第1章  旧石器時代人
    第2章  縄文人
    第3章  「弥生人」
    第4章  古墳時代人
    第5章  「中世人」・近世人・近現代人
    第2部  「身体史観」の挑戦
    第6章  旧来の日本人論の誤りをただす
    第7章  旧来の歴史観はどこが誤っているのか

    <内容...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2016年10月15日

    日本列島の人間の歴史は、旧石器時代に始まり、案外長く、結構遠近感にあふれるダイナミックなものだった。用語の羅列性の中に埋没するのなく、事象現象の物語性に軸足を移してもらいたい。
    弥生人の多様性と地域性は、渡来人を含めてもっと評価しなおさないといけない。弥生に人口爆発があり、戦国時代並みの戦乱の時代が...続きを読む

    0

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