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21世紀に入っても日本経済のデフレは続き、個人消費においては極端な二極化が進む。多かれ少なかれ“殿様商売”をしていた百貨店業界の売り上げがシュリンクしていったのは、当然といえば当然の帰結だった。こうしたなか2009年6月、三越伊勢丹ホールディングスでは、大西洋氏が社長に就任。すると、生き残りのカギは「現場力」にありとばかりに、仕入構造改革をはじめ、次々と新たな挑戦を行い、「結果」を出しはじめた。来る16年度からは、第一線の販売員約5,000人の一部に対し、成果給制度も導入するという。そこで、「三越伊勢丹」という圧倒的なブランド力がいかに現場に支えられているか、バイヤーやスタイリスト(販売員)をはじめとする現場の声を交えながら、大西改革の全貌と経営哲学に迫る。「現場の重要性を忘れた瞬間に、三越伊勢丹という会社はダメになる」と断言する大西社長。経営トップの鬼気迫る思いが結実した渾身の一冊である。
...続きを読むPosted by ブクログ 2022年08月03日
書評を見てみると、読者は百貨店勤務の人がほとんど。消費者側でありながらも売り手側の想像ができると、デパートの構造から接客のノウハウまで、商品以外のあれこれに気が付いて買い物が豊かになる。人と違う見方で物事を捉える癖をつけたい。
伊勢丹に関するビジネス書が複数あるが、社長の大西さんが直々に書いている...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年04月28日
大西氏による三越伊勢丹のこれまでとこれから。サブタイトルにあるように、カギになるのは「現場」の力。
中氏(三越日本橋本店店長)がP84からのコメントでまとめているように、大西時代に5つの変化を生んだ。
1:「広報マン」として、メッセージを発信
2:新しい挑戦を推奨する気運を高めた
3:中小店舗の開...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年06月21日
文化の異なる2つの百貨店の合併で誕生した三越伊勢丹。既存モデルの百貨店事業が伸び悩むなか、構造改革を含めた明確な経営戦略を生み出す大西社長。大切なのは「現場力」。お客様と日々正対する販売員のモチベーションを上げるための人事制度改革。さらには現場のスタッフが新たなフィールドで活躍できるための仕組みづく...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年01月27日
百貨店という商業形態そのものが、衰退の一途を辿っているそうです。売り上げ規模がずっと減少している。そんな中、百貨店としてトップの地位にいる三越伊勢丹ですが、そうえいば、なにか良からぬニュースになっていたな、と関係するニュースを過去へと追っていくと、大西氏はクーデターでその座を追われたなんて記事も出て...続きを読む
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