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かつて検事補殺しの裁判で無罪を勝ち取り、今や判事の座に昇りつめたラスティ・サビッチ。彼の妻バーバラが変死した、遺体の発見から通報までに空白の一日があったことに疑惑を抱いた検事局の調べで、サビッチに愛人がいたという事実が浮かび上がった。次々に状況証拠が積みあがる中、かつてサビッチの裁判で屈辱的な敗北を喫した地方検事トミー・モルトは、ついにサビッチを妻殺しで訴追することを決意した。そして因縁の法廷が幕を開ける。サビッチは妻を殺したのか、遺体発見後の空白の時間は何を意味するのか、彼は何を隠しているのか? 嘘と真実と駆け引きが白熱する。そして衝撃の真実はすべてが終わったあとに明かされる。それはあまりに悲しく痛ましく、人間の愛と憎悪を描き出す――。歴史的名作『推定無罪』続編の名に恥じぬ重厚なる傑作!
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Posted by ブクログ
さて、訴追されたラスティはスターンの助けを得ながら、後輩検事であるトミー・モルトの追求を受けていくことになる。読者としては、ラスティがバーバラを殺していないことを完全には確信できないまま、それでも違うよね、信じていいよねという息子ナットの思いに大いに寄り添いつつスリリングな法廷戦術の記述に、本を置くことは不可能というものだ。
終局、モルトの決断と、ラスティの口から語られる真実に感銘を受けざるを得ない展開となって読者としての私はかなり浅はかだったことを知る羽目となった。
こんな感じだろ?とわかったような気になる人は最後まで大いに楽しみにしていいだろうと思う。
さて、本書の中で、とても良いなと思ったのは、検事トミー・モルトの人物造形である。主人公の敵として、反感を覚えざるを得ないのだが、しかし彼は59歳にしてついに愛する人間を得て、ラスティの決断も、それが愛する人のためであるならうなづけるという心情に達する。
歳を取ってもモルトのような幸せを掴める可能性を知ることができ、私はちょっと今後を怖いと思う気持ちが軽くなった。トゥローさん、どうもありがとう。
Posted by ブクログ
とっても面白かった。舞台は『推定無罪』の20年後。もちろん、主人公はラスティ・サビッチ。前作では、不倫の末不倫相手を殺害した容疑で起訴されてしまった検察官だ。
そして、今作では、妻であるバーバラが突然死んでしまったことから、それがラスティによる殺人容疑として再び起訴されることとなってしまう。
今作は、視点がラスティや、ラスティを起訴することに決めた前作でも登場したモルト検事、ラスティの息子であるナットなど様々に描かれており楽しめた。
また、物語もスピーディーで、読み進めるにつれてラスティが今回は本当に殺してしまったのだろうか、や、懲りずにまた不倫をしているラスティだから、その不倫相手がバーバラを殺してしまったのか、等々最後まで推理できたのがとってもよかった。
最後の解説にも書かれているが、ラスティ、オンナにフラフラ近づいては不倫をして、こりねーのかよ!というのが1番最初に抱いた感想だった。
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