浅草キッド・水道橋博士が現実という「この世」から、芸能界という「あの世」に飛び込んで数十年。そこで目撃した数多の名人、怪人の濃厚すぎる生き様を、描ききったのが本書です。そのまんま東のロマンチシズム、失われた古舘伊知郎の話芸の凄み、北野武、松本人志、ポール牧、爆笑問題etc.「藝人」が「文藝」を超えた! とすら思わせる渾身の1冊です。
Posted by ブクログ 2018年03月04日
著者の観察眼が鋭く、大変興味深く読んだ。ただ、そんな聡明な著者がそこまでビートたけしに入れ込む理由がよくわからない。たけしってそこまで魅力のある芸人かな?全然わからない。かつては輝いていたのかな?
なんだかんだでやはり稲川淳二の回が一番よかった。息子さんが障害者でお涙頂戴の美談というわけではなく、著...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年07月01日
水道橋博士の人物評。
東国原英夫、ビートたけし、甲本ヒロト、松本人志など、そうそうたるお笑い芸人を博士の視点で書かれてある。
どれも面白いが、抱腹絶倒なのは、三又又三の話。
芸人としての本人は、笑ったことがないが、すべらない話で松本人志が取り上げることも多い三又。
やっぱりすごい人なんだと思う。
オ...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年12月26日
昭和の芸能の世界で生きる人々を水道橋博士という異才が書き上げた本。面白い。
古館伊知郎が報道ステーションを辞めるということで、この本を思い出した。
古館が報道ステーションをやるまえのことが、軽妙な語りぐちで書かれていて、彼がまたバラエティー番組に出るのかと思うと末恐ろしい。言葉の洪水が。
一番面白...続きを読む
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