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王政復古のクーデター、廃藩置県の断行、征韓論での西郷隆盛との確執……。劇的な明治維新期をたどりつつ、「意志の政治家」と呼ばれた、明治政府最高の政治家が体を張って描いた国家構想を捉え直す。 ※本作品は紙版の書籍から口絵または挿絵の一部が未収録となっています。あらかじめご了承ください。
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Posted by ブクログ
講談社選書メチエ 勝田政治 「 政事家 大久保利通 」 大政奉還・王政復古を実現させて、封建制国家を破壊させ、廃藩置県・征韓論の先送り・民力養成により 中央集権国家を建設した 大久保利通の政治活動史の本。 急進的な二項対立のどちらにつくことなく、段階的に国家建設を進めたことが 傑出した...続きを読む功績につながっている。島津久光、西郷隆盛、木戸孝允との決別 は 目的実現のために犠牲は厭わずという感じ 薩長同盟でなく、薩長盟約と言っている。武力倒幕を目指す軍事同盟ではなく、薩摩藩が長州藩の政治的復権に向けて約束したものとのこと。初めて知った 中央集権化のステップ 1.版籍奉還(土地と人民を天皇に奉還) 2.諸藩を統制できる中央政府 3.廃藩置県〜主君久光との決別 西郷隆盛の朝鮮遣使論は、征韓論(開戦のための方策)であり、時勢を無視したものとして、西郷を辞職させた〜西郷隆盛との決別 欧米視察から打ち出された目的 *国政を整備し、民力を厚くする *国権回復(条約改正)
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