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Posted by ブクログ
勝田政治「廃藩置県」(角川ソフィア文庫)
1871年(明治4年)7月に廃藩置県が断行される。本書では1867年の大政奉還から1868年の戊辰戦争、1869年の版籍奉還を経て廃藩置県に至る流れを詳細に述べる。版籍奉還で府藩県三治制が導入された後、中央政府は当分この制度を続けるつもりであったこと、一方で中央政府の権力基盤が弱く実質的には薩長土藩からの御親兵に頼らざるを得なかったこと。そして1871年7月頃、木戸、大久保等の意見の不一致で政府の運営が行き詰まっていたのを一気に打開する策として、ごく少数のメンバーで廃藩置県が計画されクーデター的に実行されたというのが著者の主張である。諸藩の側は版籍奉還後の圧迫で藩政が行き詰まっていたため反発も少なかったと。
政府部内の対立が廃藩置県でなぜ解消できたかについては十分な説明が無いように感じた。
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