購入済み 自分に自信が持てない女性
hanako
2020年04月27日
キャシーは、若いときに貴族のお坊ちゃんと付き合って振られた過去をもつ。振られたのは身分違いだけだっただけでなく、自分の体が魅力的じゃないからだと思い込むようになる。再出発を決めたキャシーは、そこで魅力的なボスに出会うけれど、自分の魅力に自信を持てない彼女は、自分の気持ちを隠し必死で仕事をこなしていく...続きを読む。元彼がクライアントとして彼女の前に現れてから、ボスのキャシーへの気持ちが確実に形として表れてくるようになってくる。自分に自身のないキャシーは、ボスへの気持ちに応える勇気はない。元彼の貴族は、最悪な男性だけど憎めず、キャシーのルームメートはカッコよく、主人公の同僚たちも笑えます。自分がいかに魅力的じゃないかを知っている女性の弱い気持ちや過去への気持ちの整理など共感できます。ヒロインを傷つけた彼さえも、可愛いと思わせてしまうストーリー展開は、さすが高城先生のハーレークインです。