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内裏で厳かに行われていた「豊明節会」の会場に、庶民が乱入、調度品を壊し、ご馳走を食いまくった!? 華やかな平安京に暮らした大多数の住民、庶民たちの実態を探る、初めての王朝庶民生活誌。 ※本作品は紙版の書籍から口絵または挿絵の一部が未収録となっています。あらかじめご了承ください。
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Posted by ブクログ
内容紹介:貴族の牛車を操る牛飼童は、運送業が副業で、おまけに博打好き! 平安京の人口の大半を占める庶民たち。その生活を明らかにすることによって、はじめて見えてきた王朝都市の実像。(TRC MARCより) 資料番号:011051406 請求記号:210.3/ シ 資料区分:一般書
平安時代と聞いて何を思い浮かべるだろうか? 大体の人は源氏物語、優美な世界、王朝文化、煌びやか…などなど、貴族の生活をイメージするのではないかと思うし、わたしもそうだった。 そんな中、平安時代の庶民たちに焦点を当て、当時に書かれた日記などの史料を読み解き庶民の生活を分析していく本書、めちゃくちゃ面白...続きを読むい。 序章から「庶民たちが内裏であばれた!」というような目を引く話で心を奪われる。 数々の文献や史料から、庶民の生活や主人である貴族との関係性、実際にどのように働いていたか、家や住所など、どんどん読み解かれていくのがとても面白い。 小右記や池亭記など、なかなか普段読めない日記や、庶民が書いたとされる古文書から解説してくれるのがすごくありがたいし貴重だと思う。 平安京は当たり前だが貴族だけのものではなくて庶民も生きていたんだなぁと改めて感じた。 そして平安時代に生きるなら貴族にならないとほとんど死んだも同然だなと…。 乞食の話も出てくるが、ある程度の地位にいないと生きていくのも大変そうだった。 すごい勉強になったし面白かった。ぜひ読んで欲しい。
資料としてなかなか読みやすい本。ここに記載されている資料からまたいろいろ探せそう。 牛飼い童が運送業という副業を営んでいて、しかもそこそこ儲けていたらしき事は、新見である。内裏に日常的に庶民たちが出入りしていた様子や、市での取引の様子が窺える。
がっこの教授に進められて読んだのだが、これはなかなか面白い。 平安京というと貴族が雅~に暮らしてるイメージしかない人にこそ読んでほしい。平安という時代にも確実に人間が生活を営んでいたことがリアルに伝わってくる。 小説ではないから抵抗があるかも知れないけれど、なかなか読みやすい本です。
貴族の日記等から、平安時代の庶民の様相を詳述されています。 その時代に生きていた庶民一人一人の名前が分かるというのは、歴史を知る上でとても魅力的です。 解文の原文も載せてくれているので、対比させながら読むことも出来て勉強になりました。
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庶民たちの平安京
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