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クラスメートの他愛もない話を聞いている時。クラスメートのコイバナを聞いている時。修学旅行の女子部屋で誰かと誰かが揉める時。
例えばそんな瞬間に、「周りと馴染めない」とか、「どうでもいい」とか、思ったことはありませんか?
いくえみ綾の描くマンガは、「本音と建前」で言う所の「建前」の部分の描写が繊細で見入ってしまいます。
この『太陽が見ている(かもしれないから)』は、実写ドラマ化で大人気の『あなたのことはそれほど』と同様に、人の心は複雑に揺れ動き、人間関係に対して繊細に反応することを丁寧に描いています。
このマンガの中心にいる楡(にれ)は、少しミステリアスで他人を拒絶するような態度を取りますが、物語が進んでいくと彼の取る行動も理解できます。とにかく彼のビジュアルや言動が、痛々しくも美しいです。
いつも何かに囚われているように本心をさらけ出さない楡や岬のことを思うと、苦しくなります。登場人物の心の機微が痛いほど痛いほど伝わってきて、何度も読み返してしまいます。
Posted by ブクログ 2017年10月03日
一人だけの自分が、一人だけの誰かを、「ちゃんと好きでいる」って、どういうことなんだろう。
酷く重い展開になってしまったけれど、もしかしたら彼らがまだ若いせいで、
「目の前のこれがすべて」だと思い込んでいるだけなのかもしれない。
こんなのぜんぜんふつーだ、って、大人になって思い返して笑える日が、
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Posted by ブクログ 2018年10月19日
日帆の楡依存がヤバイ。なんか怖い。飯島兄に頼っておいて楡が自分のすべてってぺろっと言ってのける精神がわからん。そのあとの楡から岬に言ったごめんなってのはどんな思いが込められたものなんだろう。日帆に対して大事にしてやってるのに、好きになってやったのにと話す楡。なんのために…のあとに続く言葉ってなんだろ...続きを読む
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