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クラスメートの他愛もない話を聞いている時。クラスメートのコイバナを聞いている時。修学旅行の女子部屋で誰かと誰かが揉める時。
例えばそんな瞬間に、「周りと馴染めない」とか、「どうでもいい」とか、思ったことはありませんか?
いくえみ綾の描くマンガは、「本音と建前」で言う所の「建前」の部分の描写が繊細で見入ってしまいます。
この『太陽が見ている(かもしれないから)』は、実写ドラマ化で大人気の『あなたのことはそれほど』と同様に、人の心は複雑に揺れ動き、人間関係に対して繊細に反応することを丁寧に描いています。
このマンガの中心にいる楡(にれ)は、少しミステリアスで他人を拒絶するような態度を取りますが、物語が進んでいくと彼の取る行動も理解できます。とにかく彼のビジュアルや言動が、痛々しくも美しいです。
匿名 2016年05月21日
楡は本当は岬が大事だね?
だから、前に飯島弟が足のつった岬に近づいた時「触るな」と言ったんだよね?
本当は失いたくないから、岬とはそういうことしたくない。と言ったんだよね?
だけど親のした事で、日帆の家族を壊してしまった。また自分が関わった事で日帆が傷をおってしまった。日帆を家に送った後、日帆...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年10月14日
暗いー。めっちゃずーんとした気持ちになったー。日帆は身をもって楡を庇っただけのつもりかもしれないけど、楡は日帆しか選べなくなるよね。日帆に大きな傷作らせてしまって岬を選ぶなんてできない。しかし急展開。楡が日帆に隣にいてくれる?って言ったところも、岬に「日帆と…」って報告したところもなんか胸が苦しかっ...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年10月26日
楡(男)と岬(女)と日帆(女)の3人の、ゆらゆらした三角関係。4巻になっても相変わらずだ。しかし、いくえみ綾のすごいところは、穏やかな空気を一瞬で断ち切ってしまうところ。楡のピンチを、自分の身をもって守った日帆。自分が大変な事になるのが分かりきっているのに体が反応した日帆。ただでは済まない事態になっ...続きを読む
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