定本 夜戦と永遠 下 フーコ・ラカン・ルジャンドル
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定本 夜戦と永遠 下 フーコ・ラカン・ルジャンドル

1,540円 (税込)

7pt

4.4

息を飲む程の明快さと、余すところのない学問的な厳密さが、奇蹟のように手を取り合って進む。“アントロポス”の永劫の生と、抵抗する「犬」の戦いの轟きが、惨めな現状追認と停滞を痛撃する。俊傑・佐々木中の第一作にして哲学的マニフェスト、新論考を付した完全版。ミシェル・フーコーの厳密な批判的読解から不意に現れ出る、その「蜂起の魂」とは何か。絶えざる「真理への勇気」の驚嘆すべき新生。

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  • 定本 夜戦と永遠 上 フーコ・ラカン・ルジャンドル
    1,540円 (税込)
    重厚な原典準拠に支えられ、強靱な論理が流麗な文体で舞う。誰もがなし得なかった徹底的な読解によって、現代思想の常套を内破する「永遠の夜戦」の時空が、今ここに浮かび上がる―。『切りとれ、あの祈る手を』で思想・文学界を席巻した佐々木中の原点にして主著、補遺論文を付して遂に定本なる。女性に‐なる‐ラカンが叫び、知られざる泰斗・ルジャンドルが微笑する。恐れなき闘争の思想が、かくて蘇生を果たす。
  • 定本 夜戦と永遠 下 フーコ・ラカン・ルジャンドル
    1,540円 (税込)
    息を飲む程の明快さと、余すところのない学問的な厳密さが、奇蹟のように手を取り合って進む。“アントロポス”の永劫の生と、抵抗する「犬」の戦いの轟きが、惨めな現状追認と停滞を痛撃する。俊傑・佐々木中の第一作にして哲学的マニフェスト、新論考を付した完全版。ミシェル・フーコーの厳密な批判的読解から不意に現れ出る、その「蜂起の魂」とは何か。絶えざる「真理への勇気」の驚嘆すべき新生。

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定本 夜戦と永遠 下 フーコ・ラカン・ルジャンドル のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2022年04月10日

    革命の蠢き
    「切り取れ、あの祈る手を」の理路をより丁寧に辿っていくことができる著作
    ルジャンドルとフーコーの対立の底にある奇妙なまでの協奏を描き出し、超歴史的なものへの反抗の超歴史性が浮かび上がってくる

    ルジャンドルについて体系的な記述を読めたのがはじめてだったので、それが極めて興味深かった。
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    0

    Posted by ブクログ 2014年01月25日

    痛快。面白かった。理解度や把握度は低いがその文から、文と文から、文と文と文から、立ち上る香りをめいっぱい吸い込んだ。
    ラカンが、ルジャンドルが、そしてフーコーが何を言っているかを概説しつつ、彼らから何を読み取るべきかをその特有の太い文体でもって論じている。この3名を引くことでその論旨はより堅固で強靭...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年08月09日

    読み終わってしまった。なんと素晴らしい本だろう。私たちを規定するダイアグラムを、言表と可視性との強引な接着を、根拠律を、ドグマを、統治性を、それらを操る司牧権力を……つまり僕の敵を明らかにしてくれた。それらが全く動かしうるものであることを教えてくれ、それとの闘いのゴングを鳴らしてくれた。つまり、女性...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年01月08日

    フーコーもラカンもルジャンドルも全くどのような思想か知りませんでした。(フーコー、ラカンはちょっと本を読んだことがあったかもしれませんが、「どっからどう考えたらそういう風に考えられるのか」と思うほど意味が分からないまま終わりました。)が、この本でこれらの人が言いたかったのはこういうことだったのかとい...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2011年07月10日

    佐々木氏の博士論文の定本。

    増補がある、と言われていていざ買ってみると、
    フーコーについてのものだった。
    期待していたのは、Dz論だったのに。

    あとがきにはどうやら200枚まで書きついた原稿を破棄したとある。
    これがどうやらDz論のようだ。
    そして間に合わせのようにフーコー論が納められた。

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    Posted by ブクログ 2020年09月24日

    筆者の饒舌ぶりは美麗さなど伴ってはいないし、むしろ自身の論理の欠陥を補うアップリケのように思われる。その最たるものが、執拗に繰り返される倒置であり、時にページの半分にも及ぶ傍点であろう。筆者は論理で読ませるのではなく、まるで目の前に語るときに、大切なところを大きな声で汗ばみながら必死な形相で語るのと...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年05月03日

    DJだね。特に文庫で下巻にあたる、フーコーの文​章を次々とつないで彼の思考の遍歴を浮かび上がらせていく流れに​シビれた。DJ的なモノは原則褒めないんだけど、これはイイです​。

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2013年06月04日

    下巻のまとめならぬまとめのようなもの

    3、フーコー
    <権力>
    権力:常にそこにある。法とは違う。権力は社会全体に浸透している。権力の外にあって、権力を全般的に操作し統括しうる者などいない。
    一方に支配者がいて、もう一方に非支配者がいるという単純なものではない。支配は多層的。権力があるところには常に...続きを読む

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