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Posted by ブクログ 2022年04月10日
革命の蠢き
「切り取れ、あの祈る手を」の理路をより丁寧に辿っていくことができる著作
ルジャンドルとフーコーの対立の底にある奇妙なまでの協奏を描き出し、超歴史的なものへの反抗の超歴史性が浮かび上がってくる
ルジャンドルについて体系的な記述を読めたのがはじめてだったので、それが極めて興味深かった。
フ...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年01月25日
痛快。面白かった。理解度や把握度は低いがその文から、文と文から、文と文と文から、立ち上る香りをめいっぱい吸い込んだ。
ラカンが、ルジャンドルが、そしてフーコーが何を言っているかを概説しつつ、彼らから何を読み取るべきかをその特有の太い文体でもって論じている。この3名を引くことでその論旨はより堅固で強靭...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年08月09日
読み終わってしまった。なんと素晴らしい本だろう。私たちを規定するダイアグラムを、言表と可視性との強引な接着を、根拠律を、ドグマを、統治性を、それらを操る司牧権力を……つまり僕の敵を明らかにしてくれた。それらが全く動かしうるものであることを教えてくれ、それとの闘いのゴングを鳴らしてくれた。つまり、女性...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年01月08日
フーコーもラカンもルジャンドルも全くどのような思想か知りませんでした。(フーコー、ラカンはちょっと本を読んだことがあったかもしれませんが、「どっからどう考えたらそういう風に考えられるのか」と思うほど意味が分からないまま終わりました。)が、この本でこれらの人が言いたかったのはこういうことだったのかとい...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年07月10日
佐々木氏の博士論文の定本。
増補がある、と言われていていざ買ってみると、
フーコーについてのものだった。
期待していたのは、Dz論だったのに。
あとがきにはどうやら200枚まで書きついた原稿を破棄したとある。
これがどうやらDz論のようだ。
そして間に合わせのようにフーコー論が納められた。
ま...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年09月24日
筆者の饒舌ぶりは美麗さなど伴ってはいないし、むしろ自身の論理の欠陥を補うアップリケのように思われる。その最たるものが、執拗に繰り返される倒置であり、時にページの半分にも及ぶ傍点であろう。筆者は論理で読ませるのではなく、まるで目の前に語るときに、大切なところを大きな声で汗ばみながら必死な形相で語るのと...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年06月04日
下巻のまとめならぬまとめのようなもの
3、フーコー
<権力>
権力:常にそこにある。法とは違う。権力は社会全体に浸透している。権力の外にあって、権力を全般的に操作し統括しうる者などいない。
一方に支配者がいて、もう一方に非支配者がいるという単純なものではない。支配は多層的。権力があるところには常に...続きを読む
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