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Posted by ブクログ 2017年09月30日
栃内新(1951年~)氏は、北大理学部卒、同大学院理学研究科博士課程修了、同大学院理学研究院元教授の生物学者。専門は多様性生物学。
本書は、「ダーウィン医学」についてわかりやすく解説したものであるが、あまり聞き慣れない「ダーウィン医学」とは「進化医学」とも呼ばれ、概ね以下のようなものである。
◆米国...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年04月19日
進化学的観点から様々な病気について考察した本。誰にでも分かりやすく書かれていて、読みやすいです。
本書の主題であるダーウィン医学とは、その病気がなぜあるのかを生物の歴史の中から解き明かし、病気そのものの進化学的意味を問う新しい学問であると筆者は主張しています。
第二章では、風邪によって体に起...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年09月01日
生物学的な病気の意義がざっくり分かる。他の細菌やウイルスなどとの関係も考慮しないと本当の医学は見えてこない。個々の病気の掘り下げ方が浅いので、あくまでも入門書の位置付け。
・人の身体を構成する細胞数が60兆個。腸内細菌は100兆個。糞便の約半分は腸内細菌とその死骸。
・臆病や不安になりやすい性質は...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年01月19日
基本的なことをまとめつつ、初めて聞くネタも結構含まれてて、発見あり。
ただ、もっと「進化のカス」とでもいうような、「特に合理的・適応的な説明はつかないけどもろもろの事情で持つに至って今でも持ってる表現型」というのがたくさんあって当然と思うけど、どんな表現型でも、これには進化上のこういう理由がありまし...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年12月02日
進化と病気を結びつける部分には若干ムリヤリな部分もあったけれど、概ね普段わたしが考えている健康理論に合致した。
病気には意味がある。ウイルスや菌を薬で抑えても、軍拡戦争になるだけ。対症療法は時に治癒を遅らせる。
免疫システムについての詳しい解説などもあったりして、なかなか知識の取得にも役立った。こ...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年05月22日
[ 内容 ]
感染症、遺伝的疾患、生活習慣病…。
「病気」はヒトにとって不都合であるように思えるが、その症状の多くは身体を守るための防御反応であるということ、また、病気の原因遺伝子にはヒトが生き延びるために有益なものがあったということがわかってきた。
進化論をもとにした「ダーウィン医学」によって明ら...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年12月03日
ダーウィン医学の紹介本。著者は医師ではないし,なんか怪しい雰囲気…と思って読んでたら,そうでもなかった。人間の進化の過程で倫理や道徳,感情などができてきたという,進化倫理学・進化心理学とおんなじ発想。
現在の人間の健康や,病気といわれる現象も,進化の発想で把握していくといろいろためになるかな,と...続きを読む
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