日本の軍歌 国民的音楽の歴史

日本の軍歌 国民的音楽の歴史

877円 (税込)

4pt

3.4

軍歌は、日本史上、最も国民の心を掴んだ音楽だ。初めての軍歌「来れや来れ」が登場した一八八五年から終戦の一九四五年までに作られた曲は一万超。軍歌は、政府にとって国民を戦争に動員するための道具であり、国民には最も身近な娯楽、レコード会社・新聞社・出版社には、確実に儲かる商品だった。一九三七年の「露営の歌」は約半年でレコード売上六〇万枚超の大ヒット。一九三八年のミリオンセラー「愛国行進曲」は、第二の国歌といわれる定番曲となった。そこには、今では怖いイメージがつきまとう軍歌のまったく違う姿がある。誕生から末路まで、史上最大の大衆音楽の引力に迫る。

...続きを読む

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

日本の軍歌 国民的音楽の歴史 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    軍歌は明治~昭和初期の国民のエンターテインメントだった。最初の軍歌は、タイトルそのままの「軍歌」。その後、歴史や故事に因むものや兵隊の応援、戦況を伝えるもの等様々なタイプの多くの軍歌が作られた。
    メディアが発達していなかった当時、戦況を伝える軍歌は、国民に情報を届ける手段でもあったらしい。曲は短く、

    0
    2020年02月18日

    Posted by ブクログ

    日本の軍歌の誕生から終焉に到るまでの歴史を描いた本であるが、単にオタク本にとどまらず、日本の軍歌を軍歌たらしめる歴史的な背景、軍歌が戦争遂行に果たした役割にも言及。

    フランスの「ラ・マルセイエーズ」ドイツの「ラインの護り」などを意識して作られた明治初期の軍歌は知識人、エリート層の創作であったが、や

    0
    2015年10月07日

    Posted by ブクログ

    軍歌の話も良かったけど、個人的には「政治とエンタメ」の話に興味がいった。私もニコニコ超会議に変な違和感を感じたので、これからの著作も多いに期待しています。

    0
    2014年08月06日

    Posted by ブクログ

    辻田真佐憲 著「日本の軍歌 国民的音楽の歴史」、2014.7発行。私には次の三つが浮き彫りになりました。①国民の軍歌「抜刀隊」。西南戦争、田原坂で活躍した。敵の大将は西郷隆盛、朝敵は薩軍。~我は官軍我が敵は 天地容れざる朝敵ぞ~♪ ②破格の軍歌「元寇」~四百余州を挙る十万余騎の敵 国難ここに見る 弘

    0
    2020年09月24日

    Posted by ブクログ

    軍歌というと軍部から押しつけられたものというイメージがあったが、実際は大衆が求めたエンタメでもあった。

    北原白秋、島崎藤村、山田耕筰など有名な作家、作曲家も自ら競って軍歌を作った。

    毎日新聞が「露営の歌(♪勝ってくるぞと勇ましく)」朝日新聞が「父よあなたは強かった」を公募して作るなど、メディアが

    0
    2016年10月24日

    Posted by ブクログ

    軍歌っていうと何か特殊な時代の特殊な世界の気がするけど、実はそうではなく、当時には広く受け入れられていたエンタメだったんだねえ。
    まったく縁のない世界だったんで知らないことばかりで面白かった。

    ただ、著者の文章になんか違和感があるんだよね。読みづらい。文章が下手ってのも違うような気がして、端的に「

    0
    2016年05月08日

    Posted by ブクログ

    軍歌が好きなのでもっと、軍歌を極めようと思い読んだ。軍歌の歌詞というのはその時代を映しだす鏡のような気もする。現代の音楽より軍歌を聞いてる方が良いとも思う。

    0
    2014年09月01日

日本の軍歌 国民的音楽の歴史 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

幻冬舎新書 の最新刊

無料で読める 雑学・エンタメ

雑学・エンタメ ランキング

辻田真佐憲 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す