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森は漁民の命。森と海の真のつながりを知る感動の書。
宮城県気仙沼で長年にわたり牡蠣養殖業を営んできた畠山さんは、エッセイストとして、そしてNPO法人「森は海の恋人」の活動でも知られています。2012年には国連森林フォーラムの「フォレストヒーローズ」にも選出されました。
豊かな汽水域の恵みは、森があってこそ生まれる。ダム開発と森林破壊で沿岸の海の荒廃が急速に進んだ1980年代、おいしい牡蠣を育てるため、気仙沼湾に注ぐ大川の上流に木を植え始めた――それが畠山さんの活動の出発点でした。漁師だからこそ見出し得た、森と海の真のつながりとは? 「森は海の恋人」運動の火付け役となったみずみずしい一作がついに電子書籍化。森に、水に、海の恵みに関心のある人すべての必読書です。
Posted by ブクログ 2013年07月23日
著者畠山重篤さんを初めて知ったのはNHKの「プロフェッショナル 仕事の流儀」。
津波で壊滅的な被害を受けた気仙沼唐桑で牡蠣養殖の復興に奔走する姿が取り上げられていた。
畠山さんは、以前、気仙沼の養殖業界が赤潮により大きな損害を受けていた当時、森を豊かにすること(植林)で海も養殖に適う水質になることを...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年08月22日
森は海を海は森を恋ながら悠久よりの愛紡ぎゆく (熊谷龍子)
畠山重篤「森は海の恋人」を読む。以前から、森から流れ出る有機成分が海のプランクトンを育て、それが海の豊穣をもたらす、ということは聞いていたが、こんなにも因果関係がはっきりしているとは・・・・!? だからこそ、川をダムで堰きとめたり...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年08月08日
自然博愛主義では全くないというところに、説得力があり、また、商売に直結した考えだからこそ、宮沢賢治を思わせる追憶の語りで訴えたかと思ったら、科学的アプローチで海の荒廃が回復できると思っているかのような節も垣間見せてしまう。大学の教授には語れない物語を持っているはずなのに、大学の教授になろうとしてしま...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年08月15日
三陸地方の森と海の知識絡みの本かと最初の4章は少し展開と面白みに欠けていた。第5章から、鉄分の必要性からダム建設問題への派生、第6章では、漁民での広葉樹の植樹、森の民と海の民の交わり、特に未来を担う山の小学生との交流と続く。そこには本書の目的と本質があり、且つ、伝え残していくべきことを結集した感があ...続きを読む
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