乙女の密告

乙女の密告

418円 (税込)

2pt

ある外国語大学で流れた教授と女学生にまつわる黒い噂。乙女達が騒然とするなか、みか子はスピーチコンテストの課題『アンネの日記』のドイツ語のテキストの暗記に懸命になる。そこには、少女時代に読んだときは気づかなかったアンネの心の叫びが記されていた。やがて噂の真相も明らかとなり……。悲劇の少女アンネ・フランクと現代女性の奇跡の邂逅を描く、感動の芥川賞受賞作。

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乙女の密告 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    外大生のスピーチコンテストまでの日々と、アンネの日記に綴られた日々。
    忘れてはならないことが何か、真実の追求。

    0
    2024年02月12日

    Posted by ブクログ

    ⚫︎受け取ったメッセージ
    「真実とは乙女にとって禁断の果実だった。」

    ⚫︎あらすじ(本概要より転載)
    ある外国語大学で流れた教授と女学生にまつわる黒い噂。乙女達が騒然とするなか、みか子はスピーチコンテストの課題『アンネの日記』のドイツ語のテキストの暗記に懸命になる。そこには、少女時代に読んだときは

    0
    2024年02月10日

    Posted by ブクログ

    短めの文章のリズムと登場人物たち(特に教授)の強い言葉が強く印象に残った。

    主題となっている『アンネの日記』とともに、読み継がれて欲しい本。
    『アンネの日記』は未読の状態だと「悲劇的な少女」のイメージを持ち、実際に読むとあまりに等身大な小女性に驚くもの(と勝手に思っているけれど)。
    本書はその後も

    0
    2023年07月06日

    Posted by ブクログ

    ナチス政権下で異分子として個の名前を奪われた人々。毎日の日記の最後に記したアンネ・フランクという名前は、悲劇に抹消された人々にも名前があったんだと語ってくれる。
    乙女は日々に翻弄されながら、自分の名前を探し続ける。
    真面目な文体にユーモラスが顔を出してくる雰囲気が大好きだった。乙女とは乙女らしからぬ

    0
    2023年05月11日

    Posted by ブクログ

    ナチスの政権下で奪われてしまった名前たち、そんな中でアンネ・フランクは決して彼女の名前を失わなかった。
    異なるものとして排除されてしまうという歴史は繰り返されていると思う。そんな世界でどのように生きていくのかを再度考えるような作品だった。

    0
    2023年02月01日

    Posted by ブクログ

    とても読みやすい。私小説風であり、歴史小説風であり、哲学書風であり、人情噺風でもあり、ライトノベルロマンス風でありながら軽快な語り口にあっという間に飲み込まれてしまう。そして最後に残る重いテーマの余韻。なるほど芥川賞に相応しい傑作小説だと思う。

    0
    2018年02月21日

    Posted by ブクログ

    私が初めて、受賞時から読みたいと思った芥川賞作品です。
    外大の女子学生達が繰り広げるお話、
    とのことで、気持ちの上で、
    近年の受賞作より何となく敷居が低いというか。

    そうして「読みたい」「読みたい」とは常々言っていたものの、
    結局、本屋さんで遭遇したのは、文庫本になってから。
    買う予定だった本を戻

    0
    2013年01月09日

    Posted by ブクログ

    まずは本が薄くてびっくり。それはどうでもいいか。
    芥川賞受賞のときはけっこう話題になっていておもしろそうと思った記憶があったので即買い。
    うーん、さすが芥川賞っぽい純文っぽい不思議な感じ。わかるようなわからないような。おもしろいようなおもしろくないような。エンタメじゃあないからな。
    たぶん、ささっと

    1
    2012年12月27日

    Posted by ブクログ

    微妙に張り巡らせられた緊迫感と、平の文でたまに登場するおふざけのギャップがとても良かった。読みながら笑ってしまった。
    物事を自分の見みたい一側面だけで判断するのは良くないな

    0
    2024年02月06日

    Posted by ブクログ

    ちょっと特殊の日本語と思います。ドイツ語の特性がミックスされそうです。あらすじより、文字の流れが好きです。

    0
    2023年09月22日

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